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自分昔話 #5

これは、フィクションです。
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ひとつ取っ掛かりが見つかると、“あれ“も“これ"もという気になる。
その節操のなさが優越感であり、生き辛さでもある。

小1か小2の時、初めての作文の授業で作文が無限に書けた。
少し誇張してはいるが、書き方がわからず名前と題名で止まったままでいるクラスメイトのそばに行き、「何故書けないのか?」と、まじまじと見てしまったことがある。
結局、一文字も書けない彼と、どこで終わったらいいかわからない自分は、作文を国語の時間内に書き上げることが出来なかった。

「才能」というよりも「疾病」。
何かをきっかけにして言葉が湧き出てくるというよりは、ササクレをひょんなことで剥き始めたら、それが止められなくなってしまったという感覚に近いから。

一事が万事この調子で、せめて“紙の上”のみで留まっていてくれたら大きく話は違ったのだが、現実にそうではなく、だから、「時間」が守れない。

一生懸命やっている。
一所懸命頑張っている。
だけど、「遅刻」はする。

最近働き始めたわけだけど、やっぱり遅刻はしている。
「仕事場」にも、仕事が終わったあとの「家」にも。

「だから、いいじゃないか」と開き直りたい気持ちもある。
が、それ以上に淡々と――遊びでもデートでも電話でも営業時間にもこれまでの職場ででも継続的に時間を守れたことがありません。
に、「エヘヘへ」を添えて。
そうなったらそうしよう。

ちなみに、これも書き始めた当初の想定とはまるで違う文章――「エヘヘへ」。
う~ん……サゲられるかな?

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