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「喜多川」の性犯罪 余波

記事を読んだあとのリアクション(コメント)も知れるということで、Yahooニュースから引用させてもらった。

個人的には、タレント側に同情的である。
増田貴久さんの振る舞いを、「人権意識」の欠如として批難したくない。
尊重する気もないが、出来る限り穏やかに受け取りたい。

「グルーミング」どうこうと、少年期から狭い世界で成長してきたタレントは、被害者の気持ちや罪の感覚が理解できないという意見もあるが、それは違うと思う。

「被害者の気持ち」や「人権意識」がわからないのではなくて、自身の過去を――むしろ表向きに――肯定していかないと、上手く自我が保てないのだろう。
誰かを傷付けたいわけではなく、自分を守るためには棘付きの鎧をまとうしかないのだと思う。
ハリネズミのようなものだ。

むしろ、彼らが「無知」であると決め付け、「再教育」しなければならないとする専門家然としたアプローチの方が気持ちが悪い。

被害者には莫大な慰謝料を。
所属タレントの不用意な発言は大らかに。

ダブルスタンダードと言えばダブルスタンダードだが、「喜多川」がもたらした災禍を、一切の糊代(余白)もなく繋ぎ合わせようとするのは不可能なのではないだろうか。

正論だけで折り合わせようとすると、生きていけない人もいるんだから。
マジョリティーに埋め尽くされる前に書き置いておく。

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