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「RIZIN」 木村“フィリップ”ミノル 二度目のドーピング検査陽性についての補足

何も知らない方のために、木村選手が二度目のドーピング検査の陽性反応が出るに至るまでの経過を説明すると、主に「K-1」のリングで試合をしていた木村選手が、今年の6月に開催された「RIZIN」に出場する際にドーピング検査を受けた結果、陽性反応が出てしまい、処分として“半年間の出場停止”を受けた。
そして、この度出場停止の処分が解け、試合が予定されていた大晦日の大会に向け、再びドーピング検査を行ったが、またしても陽性の反応が出てしまったというもの。

これらの経緯を受けて抱いた感想は、概ね以下の動画で語られている通り。

自分の感覚とは違う部分もあるが、言いたいことは大体同じ。

コメント欄まで同意を求めると、どうしようもない意見も散見されるが、自分と違い、世に名をなした方が、「おかしい」と正面から言ってくれたことに対し、シンプルに良かったという思い――「世の中、捨てたもんじゃねえな」

呆れ果て、一次ソースを追う気力も湧かないのだが、伝わってくる話を聞くと、ドーピングの数値は一度目の陽性の時よりも下がっていたらしい。
なので、出場停止を受けていた期間に、新たなドーピングを摂取したわけではなく、過去に使用していた成分が、身体から抜け切っていなかったという説明。
だが、だとしたら、何故半年という極めて短い出場停止期間で、実質約5か月という間に、もう一度ドーピング検査をさせたのか?

責任はあなたにあるよ、榊原信行CEO。

無知じゃ済まない。
笑うのはあなたじゃない。
これが事実なら、あなたの側が木村選手に頭を下げるべきだし、何を笑ってけつかんねん――という話。
真性の“あたおか”かよ。

ただ、そうは言いつつも、この期間内に再び木村選手自身がドーピングに手を染めたから陽性反応が出たのではないか?!
という疑惑は疑惑としてある。
だが、だとしたらこの場合、榊原CEOは、木村選手を庇っていることになる。
半年にも満たない間に再びドーピングを使用した木村選手を、悪者にしないという漢気。

……漢気??
いやいや、そんな選手を庇ってどうする?!
いやいや、そんな選手を庇ってまで何がしたい――。
……ああ、これ以上は言いたくない。
阿呆くさ過ぎて、何に時間を割いていたのかと、あとあと虚しくなりそうだ。

ただ、いずれにしても榊原CEOは「詰ん」でいる。
木村選手に謝るか。ファンに謝るか。
もちろん、この両方に謝ったっていい。
両方ともに謝罪したとて、お釣りが来るだなんてことだけはない。
フロイド・メイウェザー・ジュニアには土下座が出来て、これら両方に対しては謝罪さえ出来ないというのであれば、裏側で何か“臭いもの”が蠢いていると勘繰られても止むを得ない。

言明してしまえば、「格闘技」は好きだが、「格闘技業界」は嫌いだ。
正直、以前までであれば、「格闘技業界」に胡散臭さを感じていたとしても、「格闘技」自体が大好きだったので、総合的に好きだった。
しかし、事ここに及んでは、“好き”と明言することにさえ引っ掛かりを覚えだしている。

旧ジャニーズ事務所や宝塚歌劇団など、犯罪的、または犯罪そのものが跳梁跋扈していた業界に比べればまだ良いが、「日本格闘技界」も業界としては相当に歪んでいる。
たとえば、物言えば唇寒しという言葉があるが、そもそも物を言うことが出来る業界なのか――?

ぐちゃぐちゃに拗れて捩れて、人によっては便秘になったり、下痢になったり……。快便からは程遠いしこりが残ってしまうように見える。
最近、醜聞を晒しているプロ野球・楽天の安樂智大投手の記事を見てもそうだが、権力者、雇用主、目上、年上が品性下劣だと、その業界、職場、団体、チームは途端に汚濁する。

また、そんなことを考えていると、マーケットの大きさと反比例してというべきだろうか、「お笑い界」は、相当に水の清き業界であるように思えてくる。
異論は様々あるのだろうが、“実力主義”という縦軸で貫かれ、エンタメでありながら競技性もある。
そのように考えていくと、かなり不思議な業界だ。
下痢・便秘になる人もいるだろうが、ウォシュレットも完備されている。そのオリジナリティーは間違いなく世界に誇れる。

話が逸れてしまったので戻すが、「格闘技界」も、いい加減に自浄作用を働かせるべきだ。
一体いつまで同じことをやっているのだろうか。自転車操業に陥らずに済む業界を目指して欲しい。根元から改革していくことを望む。
「PRIDE」もそうだったが、現在の「RIZIN」も、榊原氏を噛ませなければメジャー団体になれない明確な理由が、何かあるのだろうか?

出ていけや〜
出てこいや!!

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