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2022 NFLドラフトビッグボード 3.1 | プロスペクトランキング

2022年2月20日ランキング更新

シーズン中に前回の記事を更新しようかなどと言ってましたけど、全然無理でした。でも、シーズンが始まってから色々なことがありましたね。

どの話からしましょうか・・・。やっぱりOklahomaですかね。本当にリアルマジでドラフト全体1位QBだと確信していたSpencer Rattlerがまさかの失脚。そしてSouth Carolinaへ転校。来年のドラフトには確実に出てこないので、今回のランキングでは省いています。さらにLincoln RileyがUSCに行き、コーチ陣や、新入生もUSCに行ってしまう悲劇。SECへの移籍が決まっている名門Oklahomaはどうなってしまうのか・・・!

他にもClemsonのダメっぷりや、Alabamaの綱渡りなど話したいことはたくさんありますが、それだけで5,000文字とかになってしまうので、さっさとランキングに移りたいと思います。前回100人リストアップしたので、今回も100人リストアップしますね。

1. Aidan Hutchinson EDGE Michigan (6-6, 269lbs) Sr

こんなに進化する選手がいるのか。実は2021年のNFLドラフトにもエントリー資格はあったが大学にステイを決断。当時から1巡後半〜2巡前半という評価だったので、様々なリスクを考えたらNFL入りするのが正解であるはずなのだが…彼は違った。シーズンを追うごとに大進化。まさかのランキング1位まで上り詰めた。ここ最近のカレッジのEDGEの中で一番「安定して」すごい。OTの脅威でしかない。全体1位なのでは?

2. Kayvon Thibodeaux EDGE Oregon (6-5, 250lbs) Jr

普通に考えたら彼が全体1位なのだが、それすらを脅かすHutchinsonの存在。しかしThibodeauxも負けてはいない。常にOTとTEやRBのヘルプを使って2人で対応しないとQBにプレッシャーがかかってしまう。一瞬のスピードはHutchinson以上。スーパー化け物。ちょっとだけ耐久性は心配。Chase YoungとBosaが一緒に出てくるドラフトでQBを獲得している場合ですかね?

3. Kyle Hamilton S Notre Dame (6-4, 219lbs) Jr

エリートSとは彼のこと。万能オブ万能。フィールドのどこにでもいるし、どのプレーにも絡める。Sのプロスペクトで見てきた中では一番すごい選手。ライバルチームに行くくらいなら引退してほしいレベルで良い選手。

4. Derek Stingley Jr. CB LSU (6-1, 195lbs) Jr

今季は3試合のみの出場でシーズンエンド。結局大学時代のINTはTrue Freshmanのときの6のみとなってしまった。間違いなく10年スパンで考えても最高のCBプロスペクトの1人だが、あとは本当にプロで活躍できるのか。大丈夫だろう。

5. Charles Cross OT Mississippi State  (6-5, 310lbs) RSo

押し出されて5位に。一応ドラフトエリジブルではあるが、実質2シーズン目の選手。昨季は正直安定感に欠けており、あって4-5巡かなあという雰囲気だったが、今年覚醒。元々は247の5-starでもあるので、これが実力ではあると思うが、それにしても相当良い。パスしか投げないようなチームで、ほとんどプレッシャーを与えてない点も実力を裏付けている。

6. Tyler Linderbaum C Iowa (6-3, 289lbs) Sr

ポジションバリュー的に言ったらここにランクインすることはないし、おそらく指名ももう少し後ろになるだろうが、そんなことは関係ないくらいレベルが違うCなのがTyler Linderbaum。数年間NFLのプロスペクトを見ていて最も完成されているC。正直このレベルのCが次にいつ現れるのか。一言で言うととにかく強すぎる。

7. Ahmad Gardner CB Cincinnati (6-3, 200lbs) Jr

Cincinnatiの躍進は彼とともにあり。サイズでWRに勝てるフィジカル系ではあるものの、スピードもあり、マンカバー力も抜群。プレーに迫力があるCB。プレーオフのAlabama戦でも特に穴はなく(そもそも狙われる必要もなくチームが敗戦)、特に穴を見せないままシーズンを終えた。

8. Evan Neal OT Alabama (6-7, 360lbs) Jr

素材は最高。デカさと身体能力を兼ね備えている。自分の形に持ち込めればその場で封殺できるが、巨体ゆえの外からの内のカウンターでラッシュされたりすると脆さがある。基本的には下半身も強いが、バランスはあまり良くない。動画は高校時代のNeal vs Thibodeaux。

9. Nakobe Dean LB Georgia (6-0, 225lbs) Jr

体格はそれほどだが、万能タイプのILB。プレーの読みの速さが売り。延々とブリッツに入るスタミナもあり、パスカバーも上々。タックル力もある。できないことがないタイプのILBで、1巡指名濃厚。

10. Garrett Wilson WR Ohio State (6-0, 188lbs) Jr

今年のドラフトにはChaseやSmithのような存在はいないが、WR最上位にふさわしいのが彼。ルートランとランアフターキャッチのキレはJeudyを彷彿とさせる。Jeudyと同じようなドロップ癖があるが、競り合ったときの強さはWilsonの方が上。

11. Jermaine Johnson II EDGE Florida State (6-5, 262lbs) RSr

GeorgiaからFlorida Stateへ転校。シーズン12サックと全米6位の成績を残して、一気にドラフト順位を上げてきた。長い手足と持続力のあるスピードでOTを押し込みいつの間にかにQBを捕まえている。ラン守備も上々。「シニアボウルでさらに評価を上げる可能性あり。」と書いたが、1人だけ別格でOLを破壊していた。

12. Jordan Davis DT Georgia (6-6, 340lbs) Sr

ただのデカいだけの選手から、デカくて速い!?となったのが今季。こんなにデカくて強いプロスペクトもそうは現れないはず。もちろんすべてのダウンで出しておけるタイプではないし、かなりのローテーションを前提とするが、1試合1ロスタックルは決めてくれそうだし、真ん中に置いておくだけでLBが助かる存在でもある。

13. Chris Olave WR Ohio State (6-1, 188lbs) Sr

Wilsonほどの派手さはないがとにかく安定しているのがOlave。ルートランの鬼。キャッチ力もトップクラス。スピードも4.4台だろう。すでにNFL仕様の足の残し方などもマスターしているし、NFLで即通用する選手。

14. Devin Lloyd ILB Utah (6-3, 235lbs) Jr

6-3の理想的なILBだが、タックル力だけではなく、ブリッツ、カバーもこなせる万能LB。Pro Football Referenceの今季のスタッツは、107トータルタックル、22ロスタックル、7サック、4INT、6PDと異常。格下相手だと手を抜いてる雰囲気はあるが、常に集中してくれればものすごい能力の選手。

15. Ikem Ekwonu OT NC State (6-4, 320lbs) Jr

今季はLTとしてプレーをしているが、NFLではLGか。パワーとランブロックは超一流。フィニッシュまでしっかり持っていける。技術力はまだまだだが、アスレチックタイプでもあり、NFLのスピードに対応できれば問題ないか。

16. Treylon Burks WR Arkansas (6-3, 225lbs) Jr

レッドゾーンでも頼れるし、モーションさせてもすごい、ディープに走らせてもプレーを決めてくれる大万能WR。モーションで使うことが増えているので、スロットのプレーが多いが、大外をやらせても大丈夫。Run DMC以来のArkansasの逸材。動きは決して洗練されていないが、プレーの迫力がすごい。

17. Jameson Williams WR Alabama(6-2, 189lbs) Jr

Ohio StateでWillsonやOlaveの控えとして出場チャンスがなかったが、Alabamaに転校して大爆発。とにかく速い。今ドラフトの上位指名選手ではトップの足の速さ。まさにRuggs級の足の速さを持っている。1巡上位もあるレベルだったのだが、まさかのカレッジプレーオフ決勝戦でACL断裂。彼クラスの快速系がどのくらいまで復帰できるのかは読めないので、ランクも少し下げている。

18. Kaiir Elam CB Florida (6-2, 193lbs) Jr

シーズン前はCB2という感じだったが、蓋を開けてみればあまりシーズン中に名前を聞くこともなく、PFFでもそんなに評価は高くなさそうだし、チームも弱いしで、スリップしそうだと思う方もいるかもしれないが、個人的には実力を見せつけられたシーズンでもあった。一言で言えば身体能力エグい。

19. Drake London WR USC (6-5, 210lbs) Jr

USCで身長の高いWRといえば現INDのMichael Pittman Jr.がいるが、Drake Londonは完全に上位互換。Mike Evansとかすぐにリーグを代表する長身WRになれる。はずなのだが、足首の骨折でシーズンエンドの怪我を負っており、復帰後どのようになるかが少し読めないため、順位も若干下げている。

20. Matt Corral QB Ole Miss (6-2, 205lbs) RJr

QBが不作の年。誰が1位なのかというのは議論が分かれるところではあるが、Corralをトップ評価に。個人的には球の出どころが低めのフォームは常に引っかかっているが、NFLのスターターとして十分な肩の強さと球質が魅力。足もかなり速く、スクランブルの脅威もある。

21. Andrew Booth Jr. CB Clemson (6-0, 195lbs) Jr

昨季はお化けINTにお化けPDを連発したBooth。今年はあまり目立っていないが、悪い意味でも目立っていないのは朗報。実はボールスキルだけの選手ではなく、しっかりとタックルができる上に、タックルが一級品ということも判明した。即戦力という感じではないが、上位指名するにふさわしい能力は持っている。

22. Trent McDuffie CB Washington (5-11, 195lbs) Jr

ゾーンカバーが多めのチームで、レギュラーシーズンの対戦相手のパスのレベルはそこまで高かったとは言えないので、まだ本来の実力は未知数ではあるが、身体能力が非常に高く、スピードはトップクラス。マンカバーでもうまいキャッチはされているものの、ぶち抜かれる心配はなさそう。身体能力の数字が出ればもっと順位は上がりそう。

23. David Ojabo EDGE Michigan (6-5, 250lbs) Jr

シーズン開幕前までは誰も知らなかった選手。なぜなら昨年まではST要員だったから。ところが2021年は大ブレイクし11サックを記録。Hutchinsonは神だったが、Ojaboも凄かった。本気を出せばスピードが乗ったラッシュもできるが、得意技は最短ルートを攻めるラッシュ。OTへの攻め方がうまく回転扉のようにしてしまう。

24. Roger McCreary CB Auburn (6-0, 190lbs) Sr

実はCB製造大学のAuburnの目玉選手。Sports Referenceによると今季は14PD。マンカバーに定評があり、少し抜かれても、キャッチされるタイミングでしっかり手を入れられる。シニアボウルの練習でもレベルが違う動き。贔屓だから感じるトップスピードの怪しさがあるが、もしそれがなければTop15級。コンバインまで待ちましょう。

25. Kenyon Green OG Texas A&M (6-4, 325lbs) Jr

TもGもどこでもできる選手だが、プロではLGが最適解か。パスプロも安定しているが、ランブロックが秀逸。そしてフットボールIQも高そうで、視野も広く長く活躍できそう。

26. Malik Willis QB Liberty (6-1, 215lbs) Sr

元々はAuburnでラン専用のQBとして試合に出ていたが、Libertyに転校して開花。この手のモバイルQBとしては珍しく鉄砲肩で、ディープボールの落とす位置も秀逸。我らがJalen Hurtsと比較すると、純粋なアメフト選手の能力としては彼の方が上。なおカレッジ時代の対戦相手がお察しの上、QBとしての判断能力は改善の余地しかないので、即戦力タイプではない。

27. George Karlaftis EDGE Purdue (6-4, 275lbs) Jr

Freshman時代の7.5サックは越えられずも、迫力は2桁サックパスラッシャー級。ラッシュのキレは上位エッジと比べるとそこまでだが、ラッシュの種類が多く、T を押し込めるパワーも持っている。

28. Travon Walker DL Georgia (6-5, 275lbs) Jr

DTもEDGEもどちらもできる選手。この体格でしっかりパワーもあり、スクリメージ上のスピードがものすごく速い。隠れた化け物身体能力を持っている。成績はあまり目立たないが、どの試合でも核となる場面で活躍しているようなイメージ。

29. Jalen Wydermyer TE Texas A&M (6-5, 255lbs) Jr

ブレイクの年かと思いきや、成績はほとんど上がらず。ということで評価も下がっている印象。なぜこんなことが起きているかというと、Texas A&MにまともなQBがいないからである。しかし今季ナンバーワンゲームのBama戦では3レシーブ73yds1TDと勝利に貢献。さすがに1巡で指名されるか。

30. Devonte Wyatt DT Georgia (6-3, 315lbs) Sr

Jordan Davisとともに評価を爆上げしたDT。スピードが速くカレッジレベルのOGじゃ相手にならない。さらにパワーもあり下半身も屈強。ランストップにも使えるし、パスラッシュでも活躍。さらにGeorgiaではQBのスパイにも使われている万能DT。のはずだったがシニアボウルでは苦戦で沈んだ。とりあえずここに置いておくが、どうなるか。

31. Sam Howell QB North Carolina (6-1, 225lbs) Jr

戦前予想通り、主力選手がほとんど抜けたことによって、成績が上がらずに評価はダウン。しかし、それでもよくやっていた方ではあると感じる。どんどんBaker Mayfieldに似てきてこれは良くも悪くもBaker止まり感は感じさせる。

32. Nicholas Petit-Frere OT Ohio State (6-5, 315lbs) RJr

昨季までのRTから今季は満を辞してLT挑戦へのシーズン。しかし、RTで見せていた安定感をなかなか出せず、特にパスプロで苦戦していた。ランブロックはすでにトップクラス。動きの速さは随一。RTを欲しいチームで1巡級。印象が悪くなってしまったが2巡ならどこで使うにしても美味しい指名にはなりそう。

33. Kenny Pickett QB Pittsburgh (6-3, 220lbs) Sr

キャリア最高が13TDパスだったのが、今年ついに覚醒。ボウルゲーム前に4,319yds 43TD 7INTは立派すぎる成績。良くも悪くも天井は見えてそうではあるが、ポケットワークはなかなか良く、こう見えて走れもする。Trubiskyって感じ。

ちなみにあのフェイクスライディングをやった選手です。

34. Jahan Dotson WR Penn State (5-11, 182lbs) Sr

サイズはかなり小さいが、実力は本物。2巡で指名できたら美味しい選手。全然ミスらないし、レッドゾーンでは勝負強い。キャッチ力はNFLでもトップ級。

35.  DeMarvin Leal DT Texas A&M (6-4, 290lbs) Jr

昨季は2.5サックでもモンスター感を出していたが、今季は8.5サック。0INTということ以外はすべての成績を伸ばした。EDGEもできるが3テクDTもしくは切れ味の良さを買って3-4のDEというところがベストな感じ。まだまだ成長できそうで、成功すればプロボウル級の雰囲気。

36. Drake Jackson EDGE USC (6-4, 250lbs) Jr

10試合で5サックと特筆すべき成績ではないが、ポテンシャルは1巡中位クラス。ラッシュのスピードがエグい。モンスターと呼べる真のパフォーマンスが毎試合出せればNFLで2桁サックも余裕で達成できる。

37. Arnold Ebiketie EDGE Penn State (6-3, 253lbs) Sr

Templeから有名校に転校という最近ちょっとだけトレンド化しているルート。今季は9.5サック。パスラッシュではパワーの強さを感じられ、OTを押し込んでポケットを潰せる。パワーだけではなく、スピードも割とあり内外両方からプレッシャーをかけられるのも良い。

38. Jamaree Salyer OT Georgia (6-4, 325lbs) Sr

OTでもOGでもどちらでもハイレベルなプレーができる。下半身の強さが異常。とは言え決してアスレチックタイプのOTではなく、どっしりと構える選手だが、パスプロを全然漏らさないのは高評価。

39. Perrion Winfrey DT Oklahoma (6-4, 292lbs) Sr

パワーあふれるラッシュの他にも、スナップを読んで、スナップと同じタイミングでペネトレートしてランナーをロスタックルするという技が目立った2021年。低めのヒットでOLを押し込めるのも良い。

40. Isaiah Likely TE Coastal Carolina (6-4, 240lbs) Sr

速すぎるTE。TEというよりはむしろ巨大なWRか。ただブロックも強い。今季は912yds 12TD。ミスマッチを作って高さとスピードで勝負されたら並のNFL選手でも止めるのは難しそう。

41. Jaquan Brisker S Penn State (6-1, 204lbs) Sr

プレーに洗練さが出てきた3年目。元々はコミュカレ上がりの苦労人。Sとして安定感があり、やらかしているのを見ない。タックルは上がりが速く、しっかり足を刈って強いランナーでも一撃で仕留められる。

42. Trey McBride TE Colorado State (6-4, 260lbs) Sr

Colorado Stateのスタッツを見ると常にチームで一番キャッチしている男。今季は86レシーブ、1,017yds。これだけキャッチしていてTEなのに1TDは気になるが、競り合いに負けずドロップしないキャッチ力はNFLでもある程度通用するのは見えている。

43. David Bell WR Purdue (6-2, 205lbs) Jr

11試合で93レシーブ、1,286yds、6TDという恐ろしい成績を残したWR。Rondale Mooreが卒業したPurdueのオフェンスを支えている。どんなルートでもこなしてくれて、ランアフターキャッチもうまい。体格もかなり良く、競り合いにも負けない強さを持っている。

44. Kenneth Walker III RB Michigan State (5-10, 210lbs) Jr

Wake Forestから転校してきた今季大ブレイク。一時はハイズマン賞を獲得するかもというくらい走りまくっていた。特にMichigan戦では197yds 5TDの大無双。キレッキレのRBというタイプではないが、ディフェンスの位置をしっかり把握して、カットをするのが得意。

45.  Zion Johnson G Boston College (6-3, 316lbs) Sr

今季許したプレッシャーとサックは脅威のゼロとの数字が。それは出来過ぎにしても、パワーとアスレチックのバランスが良いトップIOLプロスペクトの1人。トップスピードはあまりなさそうだが、動きは機敏。シニアボウルではCとしてプレーもしていた。

46. Lewis Cine S Georgia (6-1, 200lbs) Jr

身体能力抜群のアスリート系Sで、タックル力とパスへの反応がすごく良い。Najee Harrisをオープンタックルで仕留めたり、Kyle Pittsをターゲティングで喰らわしたりなど昨季から目立っていた。今季はPB数が増えて文句なしのSのプロスペクトに進化した。

47. George Pickens WR Georgia (6-3, 200lbs) Jr

本来の調子だったら余裕の1巡WRだが、3月のACL断裂の影響がそこそこある模様。試合には復帰したがパフォーマンスは低下気味。ただ相変わらずの競合いの強さは持っている。もしもう1年残って、全回復するなら2023年の1巡。

48. Trevor Penning OT Northern Iowa (6-7, 340lbs) RSr

FCSの星。BillsのSpencer Brownの後輩。なぜ壁みたいなプロスペクトが2年連続で出てくるのかは気になる。ステップワークは未知数だが、とにかくパワーが強く、手の使い方もうまい。さらに相手を倒してフィニッシュする獰猛さもある。素材は素晴らしいので、あとはNFLに対応できるか。

49. Boye Mafe EDGE Minnesota (6-3, 255lbs) RSr

12試合で7サック。爆発力はないが、この体格でRBのルートにしっかりついていける身体能力や、一瞬でOTの外を攻めれるクイックネスは魅力。シニアボウルで評判を上げる大活躍。40ydsでもなかなかのタイムを出せそうで、もしかしたら逆転1巡もあるかも。

50. Wan'Dale Robinson WR Kentucky (5-11, 185lbs) Jr

NebraskaからKentuckyに転校で大ブレイク。1,164yds 7TD。プロでのハズレが比較的少ないスロットのスロットのキレキレWR。モーションさせてもよし、ディープに走れせてもよし、スクリーンを走らせてもよしと何にでも使える。

51. Daxton Hill S Michigan (6-0, 192lbs) Jr

能力は本物。あとは使われ方。Sに置いておくには少し小さいかもしれず、だからと言ってニッケル起用はどうかという感じ。Sとしては十分すぎるほど優秀なパスカバー力。タックルもしっかり仕留められる。使い方次第で化けるタイプ。

52. Kingsley Enagbare EDGE South Carolina (6-4, 265lbs) Sr

サック数を伸ばしてくるかと思いきや成績は伸びず。ただ4年間で39試合に出場している経験の多さは本物で、スタッツに現れないアンカー的な役割も多数こなす。ここぞというタイミングでのラッシュはモンスター級でダブルチームをも粉砕できる。

53. Brandon Smith LB Penn State (6-3, 241lbs) Jr

今季のPenn Stateはディフェンスが鬼みたいに強かったが、そのディフェンスの中で成長して一気に評価を上げた選手。Samが多い印象だがILBでもやれそう。6-3の文句なしの体格はあるが、しっかりパスカバーもでき、視野と一瞬のスピードでタックルができる。Penn Stateのホームページに将来の夢はFBIのエージェントと書いてあるので、突然いなくなる可能性あり笑

54. Desmond Ridder QB Cincinnati (6-4, 215lbs) Sr

CincinnatiをGroup of 5校から初のプレーオフに導いた男。レギュラーシーズンは3,190yds (65.9%) 30TD 8INTでキャリアハイの成績を記録。スロースターター気味でスイッチが入るまでに少し時間がかかる印象。ほとんどやらかさないQBだが、コントロールは意外とアバウト。足も使える。

55. Breece Hall RB Iowa State (6-1, 220lbs) Jr

なんだかんだ言って2年連続でランで20TDは立派。スクリメージヤードと、平均ヤードは昨季の記録を上回っている。スピードに乗ったら驚異的だが、純粋なパワーは体重ほどはなさそう。ボールセキュリティもバッチリで安心してボールを渡せる。

56. Cameron Thomas EDGE San Diego State (6-5, 270lbs)

EDGEとして大ブレイク。2桁サックを記録。さらに強すぎるためにCの対面にセットするなど、DTのポジションで出場することも。トップスピードはそこまで速くはなさそうだが、ヒットの強さと、一瞬のスピードでQBにプレッシャーをかけれる。ハンドテクもうまい。

57. Kyler Gordon CB Washington (6-0, 200lbs) RJr

大外もニッケルも両方できる。All-Pac-12 first teamに選ばれ一気に注目を浴びている。マンカバーをしてキャッチされていても大負けはしていない。プロで磨けば光る逸材。

58. Jalen Pitre S Baylor (5-11, 196lbs) RSr

BaylorでStarというポジションで活躍。LB、ニッケル、Sのポジションを兼任するような形で、ブリッツからパスカバー、ランストップなどなんでもこなせる選手。純粋なプレスカバレッジは苦手そうだが、クッションを取ったマンカバーでのルートへの反応がトップクラス。プロでどう使われるかは不明だが、素材としては素晴らしい。

59. Charlie Kolar TE Iowa State (6-6, 260lbs) RSr

キャリアハイの723ydsを稼ぎ出し、レッドゾーンでも強さを発揮。TEの中でもトップクラスのルートランのキレと、競り合いの強さ、高さでとりあえず投げておけばなんとかしてくれるタイプの選手。

60. Bernhard Raimann OT Central Michigan (6-7, 305lbs) Sr

オーストラリアではなくオーストリア出身の選手。オーストリアでアメフトをプレーしており、アメリカに交換留学で来たとのこと。ランブロックのうまさは今ドラフトでもトップクラス。パスプロは素早い相手には苦戦しそうな雰囲気。天井がどこにあるのか読めないが、成長を見込めば2巡でも美味しい指名になりそう。

61. Travis Jones DT Connecticut (6-4, 333lbs) Jr

シーズンでYaleにしか勝てなかった弱小UConnに現れたものすごいプロスペクト。NTからブルラッシュでOLを凹ませれるし、ハンドテクの速さでフリーになってロスタックルもお手の物。ダブルチームでもなかなか押し込めず、とにかく強い。

62. Isaiah Spiller RB Texas A&M (6-1, 225lbs) Jr

Freshmanから3シーズンで毎年1,000ydsずつ走っている。決してトップスピードがあるわけではないが、視野が広く、ディフェンスの動きを読むのに長けている。カットが超うまい。するするとディフェンスをかわせる。パスキャッチも問題なし。

63. Coby Bryant CB Cincinnati (6-1, 193lbs) Sr

Gardnerの反対側。4年間スターターで欠場なし。シャットダウンコーナーというほどではないが、抜かれてもリカバリーできる身体能力に、離されないスピードも持っている。Alabama戦に注目。

64. Martin Emerson CB Mississippi State (6-2, 200lbs) Jr

まだ完成されていない素材枠。6-2の体格で、マンカバーがうまい。結構キャッチされているシーンもあるが、あと一歩のところで負けている。シャットダウンコーナーになる素質はありそう。なおスピードは普通。

65. Jalen Tolbert WR South Alabama (6-3, 195lbs) RSr

昨季は11試合で1,085yds 8TDだが、今季は12試合1,474yds 8TDとさらに成績を伸ばした。比較的細身なのが気になるが、競り合いになってもボディコントロールは良く、ディープで頼れる選手。

66. Carson Strong QB Nevada (6-4, 215lbs) RJr

2年連続パス成功率70%超え。今年は4,000ydsを記録。とにかく肩が強いのが売り。体格も理想的。なのだが膝の手術歴があり、爆弾を抱えている雰囲気。モビリティは本当にゼロ。パスプロが強いチームに行かないと厳しい。

67. Chad Muma LB Wyoming (6-3, 242lbs) Sr

ソロタックル、トータルタックル共に全米トップクラスの成績を残している選手。スピードはトップクラスに速いわけではないが、判断力とルート読みに冴えていて、ランナーをしっかり仕留められる。

68. Khalil Shakir WR Boise State (6-0. 190lbs) Sr

OBJのような雰囲気のWR。今季は12試合で1,117yds, 7TD。ワンハンドキャッチなどの派手なプレーが目立ちがちだが、しっかりフリーになれるルートランのキレもある。ただトップスピードが少し怪しいか。

69. Leo Chenal LB Wisconsin (6-2, 261lbs) Jr

登録が261lbsのごっついLB。LBとしての安定感は抜群でブリッツもうまい。OLとヒットしてもむしろ勝つくらいのヒット力とパワーに注目。タックルの際の詰めに行くスピードはかなりのものであるが、純粋なスピードが懸念点か。

70. Romeo Doubs WR Nevada (6-2, 200lbs) Sr

2年連続1,000yds超え。ディープボールを捕るのがとにかく上手いが、ルートランも光る。体格の良さを活かしたDBを超えるボールのもぎ取りも得意。身体能力をフルに活かしたという感じで粗い感じはあり、プレスカバレッジの対処が怪しい。そこさえ改善できれば2巡上位級。

71. Darian Kinnard OT Kentucky (6-5, 345lbs) Sr

シーズン前の貯金でOTとしての評価はまだ高いようだが、個人的には評価が下がってしまった選手。パワフルなRTという以外の要素がなくなってしまった。素材型なので、プロの技術が備わる、もしくはOGとしても行けるのでそこで活路を見出せれば大爆発の可能性も。シニアボウルでも安定しているのかしていないのかわからないバラバラのプレー。

72. Brian Robinson Jr. RB Alabama (6-1, 228lbs) RSr

どうしてもNajee Harrisと比べられてしまうが、それでも1,064yds 14TDは立派。スピードとパワーを兼ね備えてるし、なかなか倒れないのはBamaっぽい。正直NFLでもすぐに活躍できる説はある。

73. Quay Walker LB Georgia (6-4, 240lbs) Sr

このサイズ感でプレーの判断能力が高く、ランナーまで一直線。長い身体で追いかけっこの形になってもキャリアーに追いつける。純粋なタックル力も強めでしっかり体格を活かしたプレーができる。

74. John Metchie III WR Alabama (6-0, 195lbs) Jr

Alabamaのエースとして期待されたシーズンだったが、十分な成績を残し安定感は披露したものの、Jameson Williamsが大ブレイクしてしまった。さらにシーズン終盤にはACL断裂で不透明。もし怪我が原因で順位が下がるなら美味しいがどうか。

75. Skyy Moore WR Western Michigan (5-10, 195lbs) Jr

1,283yds 10TDと大活躍。体格は小さめだが、爆発力があり、プレスカバレッジをことごとくセパレートしてTDを決めている。キャッチ力も並以上で、40ydsでとんでもないタイムを出したら2巡で消える選手。

76. Nik Bonitto EDGE Oklahoma (6-3, 238lbs) RJr

人によって評価が分かれる選手。スタッツ的には凡も、PFF的には高評価。とにかくスピードの大外まくりラッシュを極めている。パスカバーもできたりするが、いかに速くスタートを切って、QBにたどり着くかでプレーしている。

77. Sean Rhyan OT UCLA (6-5, 318lbs) Jr

前回の記事でUCLAの選手が上位指名されそうと言ったが、その通りになりそう。UCLAもようやくChip Kellyが許されるレベルまでに来たが、LTのSean Rhyanの安定感が大きかった。派手さはないが、強靭な足腰とパスプロのテクニックでThibodeauxなどのパスラッシャーとも互角。

78. Abraham Lucas OT Washington State (6-7, 319lbs) RSr

RTのみで4シーズン続けたRTのスペシャリスト。毎年高いレベルでプレーをしており、今年も安定感は抜群。特にパスプロがうまくパンチを打つ位置と、下半身の強さでまったく押されない。巨大な男だがランブロックもそこそこのレベル。身体能力の高さを感じさせる。

79. Christian Harris LB Alabama (6-2, 232lbs) Jr

元々は個人的1巡中位評価で今季は無双してくれるかと思いきや、身体能力一本勝負ということが判明してしまった。しかし、プレーオフ決勝戦でまさかの大無双。フットボールIQをつけ、しっかり教育することでプロでも活躍する可能性は大いにある。

80. Greg Dulcich TE UCLA (6-4, 250lbs) RJr

UCLAの好調を引っ張ったトップターゲット。大一番のLSU戦ではゲームの流れを引き寄せる75ydsのタッチダウン。Chip KellyがDulcichを見ているとZach Ertzを思い出すと言ったように、レシーバーとしての能力とスピードに注目のTE。

81. Phidarian Mathis DT Alabama (6-4, 312lbs) RSr

昨季までは3シーズンで通算1.5サックが、今季はDTで8サック。NTも3テクも両方できる。真ん中からプレッシャーもかけられるし、相手をコントロールしてランに絡みに行くのも得意。

82. Matt Araiza P San Diego State (6-2, 200lbs) Jr

カレッジフットボール史上最高のパンター。Punt God。こんなに飛ばす人がいるとは・・・。

83. Brian Asamoah LB Oklahoma (6-0, 222lbs) RJr

フィールドでは小さく見えるが体格はなかなか。スピード系のLBで、パシュート能力高め。スピードに関しては過去の1巡クラスではなさそうだが、それでも十分オープンプレーでロスタックルできるレベルの速さではある。RBのマンカバーなどもこなし身体能力が高いLBを探しているチームにはぴったり。

84. Daniel Faalele OT Minnesota (6-8, 387lbs) Sr

巨大すぎる選手。巨大すぎるが、デブという感じは全くないのがMailata系譜のオーストラリア人アメフト選手。RT担当。Mailataよりも伸び代はなさそうだが、体格は今すぐに通用する。パワーはもちろんあるが、パスプロになると意外と腕を張られていたりするのは気になるところ。

85. James Cook RB Georgia (5-11, 190lbs) Sr

みんな大好きDalvin Cookの弟。しかしプレースタイルは全然違って、彼はガジェット系。モーションで持たせたり、パスコースに出したりなど様々な使い方ができる。

86. Cole Turner TE Nevada (6-6, 240lbs) Sr

今季は10TDを記録。とにかく競り負けない。ディフェンスが真後ろにいてもボールをキャッチできる。さらにTEのポジションだけではなく、大外セットでグロンクみたいな形でG前でターゲットにもできる。

87. Kyren Williams RB Notre Dame (5-9. 199lbs) Jr

シーズンでは1,000ydsにわずかに届かなかったが、スピードと爆発力はさすが。小さいながらも足を掻き続けてすぐには倒れない点も高評価。パスレシーブ能力も高い。

88. Damone Clark LB LSU (6-3, 240lns) Sr

135タックルが示すように、タックル力とプレーの判断力はかなりのものを持っているが、スピードとマンカバー力もあり、TEやRBとのマッチアップもこなせる。ギャップに突っ込む反応の速さもなかなかでロスタックルも量産できそう。

89. Myjai Sanders EDGE Cincinnati (6-4, 242lbs) Sr

昨季が7サックで躍進が期待されたシーズンで2.5サック。普通に考えれば買いの選手ではないのだが、シニアボウルの練習ではなぜ2.5サックしかできなかったのかという動きを見せていた。体格がありながらもスピードだけではなくモーターも良い。 普通に2巡で消える可能性もありそう。

90. Channing Tindall LB Georgia (6-1, 223lbs) Sr

Georgiaディフェンス陣で一気に名前を売った選手。スピードが優秀でオープンプレーやスクリーンにも余裕で反応できて、プレーに絡める。ボックス内のプレーは普通だが、なんとかしようと頑張っている姿は確認できる。

91. Jeremy Ruckert TE Ohio State (6-5, 250lbs) Sr

シーズン中の成績は309yds 3TDと今年も凡な成績だったが、たまにハイライト級のキャッチを見せる。ランブロッカー / パスプロテクション要員としても優秀で、粘り強い動きと、体重の重さで自分の仕事をきっちりとこなせる。

92. Jesse Luketa EDGE / LB Penn State (6-2, 261lbs) Sr

こんな選手もいたかぁくらいにしか思っていなかったがシニアボウルのパフォーマンスが秀逸。EDGE転向1年目とは思えないテクニックの高さとスピード。スピードにパワーを乗せるのもうまく、メージではFaaleleを青天させるレベル。伸び代もありそうで指名順位が楽しみな選手の一人。

93. Alec Lindstrom C Boston College (6-3, 298lbs) RSr 

兄はATLのChris Lindstrom。Cとしては軽めだが、下半身がめちゃ強くDTとの1vs1のパスプロでも全然押されない。Boston Collegeでは横のZion Johnsonと息がぴったりで、お互いのプレーのレベルを上げまくっている。

94. Alex Wright EDGE UAB (6-7, 270lbs) Jr

本当に6-7で270lbsあるのかは謎だが、このサイズの通りだったら超逸材。パスラッシュの際のクイックネスはそこまでだが、直線スピードはなかなかで、一歩目も強い感じ。伸ばせれば面白いプロスペクト。

95. Ellis Brooks LB Penn State (6-1, 241lbs) RSr

#46に挙げたBrandon Smithの横でボックスを守っていたLBだが、さすがはLBU。彼も相当な実力を持っている。Smithよりも思い切りランナーに当たりに行けている印象で、チームトップの100トータルタックル。一方でTEのカバーなどもしっかりこなしていて総合力のあるLB。

96. Dylan Parham IOL Memphis (6-2, 313lbs) RSr

シニアボウルでめちゃめちゃ名を上げた選手。NFLではIOLで使われることになりそうだが、大学時にはRTの経験もあり。パスプロの1on1がめちゃめちゃ強い。下半身の使い方が良く、アンカリングがうまい。なかなか抜けないタイプのC / G。

97. Derion Kendrick CB Georgia (5-11, 202lbs) Sr

ClemsonからGeorgiaに転校して全米優勝。エースみたいな雰囲気はまるでないが、しっかりと自分の仕事をこなせるCB。緩やかな成長曲線で伸びているようなので、もう少しプロでもなんとかなりそう。

98. Thayer Munford IOL Ohio State (6-6, 320lbs) Sr

Hutchinson相手に青天を喰らったシーンが印象的すぎるが、LTではなくLGの方が体格を活かしたプレーができるだろう。LTで鍛えたBig Tenの上位級のパスラッシャー相手への経験が生きるのは間違いない。青天を喰らった以外でも下半身の強さは生きているし、そもそも今季最初はLGだったので、そっちで注目したい。

99. Tariq Woolen CB UTSA (6-3, 205lbs) RSr

元々WRだったが20シーズンからCBへ転向。まだまだ未完成だが、サイズの大きさとWR上がりのスピードはなかなかのもの。化ける枠としての指名にちょうどいい選手。

100. Kevin Atkins DT Fresno State (6-3, 305lbs) RSr

誰も話をしていない真のスリーパーDT。ただ昨年の傾向だとこの時期に話をされていないDTは最後まで話をされない雰囲気だけど、彼はどうか。格上のOregon戦での活躍が秀逸。勢いがあってペネトレーションがうまい。

101. Adam Anderson OLB Georgia (6-5, 230lbs) Sr

本当は1巡の選手なんだけど、シーズン途中にレイプ疑惑で逮捕されてしまいました。

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