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リンパ管は強く押すと逆効果


リンパは、押したり揉んだりして凝りをほぐすものではなく、流すものです。

『マニュアル・リンパドレナージ』ってなに?

マニュアル → 手動 (自動車免許でいうマニュアルと同じです)
ドレナージ → 排出
「手動で」リンパをドレナージ(排出)することを表しています。

※ マニュアル・リンパドレナージは、当店のオリジナル手法ではありません。
リンパ浮腫のケアとして医療分野で採用されている解剖生理学に基づいた手法です。
専門機関にて資格を取得しています。


マニュアル・リンパドレナージ(以下 MLD)は
〝リンパを流す〟ことに特化した手法です。

オイルは使用しません。

皮膚のすぐ下 0.3mmのところから2〜3mm(真皮層)に存在する「毛細リンパ管」に優しくアプローチします。

毛細リンパ管は、リンパ管のスタート地点でもあり、水分や老廃物を最初に取り込む重要なところです。

※リンパ管は、血管の長さ(地球2.5周分)よりも長いと言われています。


MLDでは、皮膚を優しくゆっくりストレッチすることで、水分や老廃物を取り込む入り口を開け、意図的に毛細リンパ管へ吸収させることができます。

オイルを使うと滑ってしまい、入り口を十分に開けることができません。

また、押したり揉んだりしてしまうと毛細リンパ管が潰れてしまい、十分に水分を取り込むことができません。

血管から余計な水分も滲み出てしまいます。


リンパの流れをよくして、必要な栄養素を細胞に届け、余分な水分や老廃物を効率よく回収する
それには「押さない・揉まない」ことがポイントです。

このMLD手法により、通常のマッサージよりもリンパ液をうんと流すことができるのです。

お客様からは「強い方が流れる気がする」とよく言われることがあります。
そんな気が、、してしまいますよね (ˇ◡ˇ*)

しかし、あくまで〝リンパを流す〟ことを目的としたとき、解剖学的には正しいとは言えないのです。



MLDサロン「ロンブラージュ」
小泉 優子

http://lombrage.jp/

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