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【BAL】9年ぶりの地区優勝を果たした23年シーズンを振り返る

 お久しぶりになってしまいました!Let's5Gです。
あっという間に2023シーズンも終了してしまいました。
毎年のことですが、試合のない日々は少し味気ないですね。

 BALは今季101勝61敗 勝率.623の成績を残し、2014年以来9年ぶりのア・リーグ東地区を制しました。🎊🎉

 今季のア・リーグ東地区は、開幕直後TBがものすごい勢いで勝ち星を重ね、地区優勝は早くもTBかと囁かれていました。その陰で、BALは開幕から安定して勝利を積み重ねTBを追随し、9月にはついに首位に立ち最終的に9年ぶりに地区を制しました。

中でも、藤浪晋太郎の電撃加入というビックニュースが飛び込み、BALが一気に日本中から注目される球団に変わったことはファンとしてはうれしい限りでした。
現時点で、来季も藤波がBALのユニフォームに袖を通すかは不透明ですが、GMの言葉を見る感じ残留も十分考えられます。

 地区優勝を果たし、意気揚々と臨んだプレーオフでしたが、ワールドチャンピオンとなったレンジャーズにまさかの3連敗。。。
被スウィープなしの記録更新中であった中での3連敗敗退は全く予想していませんでした。
ほとんどの選手が初めて経験するプレーオフ、この経験が来年以降に絶対繋がると思うのでいい経験材料として活かしてほしいです。

 さて、今回はBALの地区優勝を支えた選手たちの成績を数名ピックアップし振り返っていこうと思います。


【Adley Rutchman】

WAR 5.1
154試合 20HR 80打点 AVG.277 OBP.374 SLG.435 OPS.809 OPS+128

(MLB.comより作成)

 昨年、チーム大躍進の原動力となったRutchmanが今年も素晴らしいリーダーシップを発揮し、チームの中心として1年間活躍してくれました。

キャッチャーという負担の大きいポジションでありながら、DHでの出場などの首脳陣のサポートもありチーム最多の154試合に出場しチームを攻守で引っ張る活躍。藤波が加入したことでBALへの注目度が一気に上がり、日本での知名度も徐々に上がってきていると感じます。


【Gunnar Henderson】

WAR4.6
150試合 28HR 82打点 AVG.255 OBP.325 SLG.489 OPS.814 OPS+128

(MLB.comより作成)

 新人王最有力として始まったシーズンは、まさに新人王級の活躍を見せてくれました。
開幕直後は、彼のストロングポイントである選球眼に若干のブレが生じ、三振を量産。少し心配になった時期もありました。
しかし、6月に月間.320 6HROPS.994を記録する活躍を見せると、長打も徐々に増え最終的に28本のHRを放ちました。

もちろんア・リーグ新人王にノミネートされ、受賞が有力視されています。
来季以降もBALの黄金期を支える選手として長く頑張ってもらいたいです。


【Kyle Bradish】

WAR 3.8 
30試合12勝7敗 防御率2.83 168イニング168奪三振 WHIP1.04

(MLB.comより作成)

 メジャー2年目となる今季は規定投球回をクリアし、WHIP1.04(リーグ3位)ERA2.83(リーグ4位)を記録。特にオールスター後は、7勝3敗ERA2.34と調子を上げ、地区優勝に大きく貢献しました。

今季30先発で168.2イニングとややイニング数が物足りない成績でした。来季以降イニングをもう少し投げてもらえるとさらにレベルアップした投手へと成長できると期待しています。


【Ryan O’Hearn】

WAR 1.4
112試合 14HR 60打点 打率.289 OBP.322 SLG.480 OPS.802 OPS+122

(MLB.comより作成)

 今年KCから加入したO‘Hearnの活躍は意外なものでした。
前半戦は出場機会に恵まれなかったものの、後半戦は対右腕先発時に多く先発出場し、活躍してくれました。最終的にキャリアタイとなる14HRを放ち、18・19年に2年連続二桁HRを記録していた頃の打棒が戻ってきました。加えて今季は確実性が大きく向上し、キャリア最高の.289を記録しています。

対左には打率.192と相変わらず苦にしているものの、2HR&SLG.538を記録しており彼の中で少し変化があるとうれしいです。


【個人的チームMVP👑】

👑Yennier Cano👑

WAR 1.7
72試合 1勝4敗 防御率2.11 72.2イニング 65奪三振 WHIP1.00

(MLB.comより作成)

 昨年11試合で防御率11.50、さらに18イニングで16個の四球と課題が山積だった右腕は、今季MLB随一のブルペン陣をリードし、1年間大車輪の活躍を見せてくれました。
課題だったコントロールは72.2イニングでわずか13個と別人のように改善し、開幕直後は11イニング連続で完全投球、17試合連続無失点と驚異的な成績を残しました。

9月は疲れもありやや成績を落としましたが、今季も大活躍だった守護神Bautistaとの勝利の方程式はMLB No.1と言えたでしょう。
間違いなく地区優勝の大きな原動力となったCanoを個人的チームMVPに挙げたいと思います。


【まとめ】

 今回紹介した選手以外にも、多くの選手の活躍があり地区優勝を果たすことができました。まだまだBALは成長途中のチームです!
これから黄金期を迎えるであろうBALを一緒に応援していきましょう!

 そして、1年間note投稿をご覧いただき、またBALを応援していただきありがとうございました。
来年以降も引き続きよろしくお願いいたします。

【参考文献】
※WARはFangraphsより引用



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