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サブカル大蔵経 日本編

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#旅

サブカル大蔵経921小牟田哲彦『宮脇俊三の紀行文学を読む』(中央公論新社)

宮脇俊三に人生を変えられた者にとって、垂涎の本、ついに出版という感慨深さ。 書誌学的に謎…

永江雅邦
2年前
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サブカル大蔵経904スズキナオ『遅く起きた日曜日にいつもの自分じゃないほうを選ぶ』(…

おかげで普段、何も考えずに通り過ぎてきた近所の喫茶店や食堂の扉の向こうに自分の知らなかっ…

永江雅邦
2年前
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サブカル大蔵経804浅井建爾『道路のはなし』(ソフトバンクビジュアル新書)

今日葬儀だった父親は、長距離運転を厭わない人で、母の実家の京都と北海道をよく車で往復して…

永江雅邦
2年前
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サブカル大蔵経638安西水丸『ちいさな城下町』(文春文庫)

旅をしていた時、少しマイナーな観光地が好きで、県庁所在地になれなかった街や、人口二位の街…

永江雅邦
3年前
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サブカル大蔵経528舘浦あざらし『ぶぶまるくんのいい旅談話室』(海豹舎あざらし文庫)

たった一人で編集・発行する「北海道いい旅研究室」は、道内書店では常にベストセラー。実際に…

永江雅邦
3年前
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サブカル大蔵経519宮脇俊三『私の人生途中下車』(角川文庫)

宮脇俊三穴場本。ゴールした後の別冊サービス的な本というか。 編集者時代の話は、出版史、中…

永江雅邦
3年前
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サブカル大蔵経500『全国鉄道地図帳』(昭文社)

「地図屋が作った〈本気〉の鉄道地図帳」とHPで宣言した地図帳ですが…、これは日本の亡霊マップです。 もちろん現在の観光旅行のための地図帳としても使えます。しかし編者の視線は、その観光の背後にある過去に向けられています。今に至るまで、日本が捨てた線路をくまなく探し、刻印した、地図帳の名を借りた怨念の書が、令和の世に誕生しました。 こんなに多くの線路が廃止されてきたのか…。冒頭の文章や地図凡例が、グッときます。 《廃止路線》 本誌の地図には、戦後日本の発展を支え、消えていっ

サブカル大蔵経431高橋大輔『トラベルチップス』(秋田魁新報社)

 著者は以前「クレイジージャーニー」に浦島太郎の物語を旅する男として出演された探検家です…

永江雅邦
3年前
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サブカル大蔵経284 スズキナオ『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』(スタ…

私にとってすごい本に出逢えました。期待が大きい分、恐る恐る読み進めていくと、ひたすら丁寧…

永江雅邦
3年前
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サブカル大蔵経123下川裕治/中田浩資『ディープすぎるシルクロード中央アジアの旅』(…

現代の西域記。よくぞ、ここを旅してくれました!と下川本の中でもありがとう感の高い本。 特…

永江雅邦
3年前
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サブカル大蔵経169旅行情報研究会/格安航空券ガイド編集部『保存版バックパッカーズ読…

旅と本の関係は永遠に悩ましい。 旅の前に現地本をどれだけ読むか。 旅に持っていく本をどこ…

永江雅邦
3年前
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サブカル大蔵経170丸山ゴンザレス&世界トラベラー情報研究会『旅の賢人たちがつくっ…

 旅人にとってのインド。  混沌の国。  魅惑の国。  私は二度インドに行きました。  …

永江雅邦
3年前
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サブカル大蔵経42 宮田珠己/井上マサキ/西村まさゆき『日本の路線図』(三才ブックス)

 舐めてました。日本中の路線図の洪水。頭が痛くなるくらいめくってもめくってもあふれてくる…

永江雅邦
4年前
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