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サブカル大蔵経 日本編

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#宗教

サブカル大蔵経897鎌田東二『呪殺・魔境論』(集英社)

一種の共犯責任みたいなものを強く感じたのです。p.314 オウム真理教と酒鬼薔薇聖斗という未…

永江雅邦
2年前
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サブカル大蔵経857橋本英樹『お寺の収支報告書』(祥伝社新書)

僧侶の本分を逸脱したような仲間と固定観念に覆われた檀家の板挟みの中での決断。 檀家制度の…

永江雅邦
2年前
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サブカル大蔵経855山極寿一/小原克博『人類の起源、宗教の誕生』(平凡社新書)

信徒のあいだでは伝え合い、共感を感じることができても、1歩外に出ると通用しないのはこのた…

永江雅邦
2年前
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サブカル大蔵経290岡潔『春宵十話』(光文社文庫)

数学と宗教。現代人にとって、同じくらい関係のないものか。その奥の調和。 全くわからないと…

永江雅邦
3年前
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サブカル大蔵経266島田裕巳『捨てられる宗教』(ソフトバンクSB新書)

私自身オウム真理教の事件の際に社会的な死を経験した。勤めていた大学を辞めなければならなく…

永江雅邦
3年前
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サブカル大蔵経240『夜中の学校⑨中沢新一の宗教入門』(マドラ出版)

夜中の学校、好きでした。 このラインナップ。 オウム真理教とか幸福の科学とかいろいろな新…

永江雅邦
3年前
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サブカル大蔵経236橋本治『宗教なんかこわくない』(ちくま文庫)

私自身、うっかりすれば教祖にさせられてしまう。だから私は読者というものが好きではない。p.34 橋本自身が教祖にならないよう配慮しながら宗教について語る論書。 著者の視点と率直な言葉が次々と真理をついているように思えてきます。初読の時貼った付箋紙は100枚を超えました。 なので、以下引用箇所が多くなってすみません。再読してもあらためてすごい本だと思いました。日本人と宗教の関係、宗教そのものの根幹。僧侶への提言。すべて今の自分につながる。 宗教とは、この現代に生き残って

サブカル大蔵経177渡邉直樹編『宗教と現代がわかる本(2015)マンガと宗教』(平凡社)

 〈マンガと宗教〉なんて一番嬉しいテーマなんですが、五年前の本なのに、内容がだいぶ昔のよ…

永江雅邦
3年前
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サブカル大蔵経143安藤健二『パチンコがアニメだらけになった理由』(洋泉社)

 ほとんどパチンコ屋さんに入る機会がないまま今に至りました。昔、五島列島を旅した時、なぜ…

永江雅邦
3年前
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サブカル大蔵経136瓜生崇『さよなら親鸞会』(サンガ伝道叢書)

「自分が正しい」と思っている僧侶のみならず全ての人に向けられた本。自分だけは誤っていな…

永江雅邦
3年前
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サブカル大蔵経62「宗教問題」29

 特集によって買う「宗教問題」。周りの僧侶で読んだ人、聞いたことない。みな自派以外に、宗…

永江雅邦
4年前
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サブカル大蔵経46 高橋英利『オウムからの帰還』(草思社文庫)

 オウム真理教の事件において、罪に問われた人と問われなかった人の境目がどこだったのかが、…

永江雅邦
4年前
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