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サブカル大蔵経 日本編

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2021年3月の記事一覧

サブカル大蔵経604東田勉『認知症の「真実」』(講談社現代新書)

「俺の家の話」でもクローズアップされた認知症の話。私も、数年前、父親がそうなのだろうかと…

永江雅邦
3年前
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サブカル大蔵経603鎌田東二『日本人は死んだらどこへ行くのか』

学生の頃、鎌田東二『翁童論』に出会って、今でも法話や授業で紹介しています。 完璧を求める…

永江雅邦
3年前
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サブカル大蔵経601玉袋筋太郎『粋な男たち』(角川新書)

昨年の1月に放送された町中華スペシャルでの玉袋筋太郎と博多大吉の共演。 二人の呑む姿が素…

永江雅邦
3年前
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サブカル大蔵経600水道橋博士『藝人春秋2』『藝人春秋3』(ともに文春文庫)

『藝人春秋2』(文春文庫)を購入して一気に読んだ2月27日の晩。著者である水道橋博士の「clubho…

永江雅邦
3年前
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サブカル大蔵経597佐々木克『幕末史』(ちくま新書)

私は薩摩と長州の主要人物が倒幕を目標にしていると言明した史料を目にしたことがない。p.253 …

永江雅邦
3年前
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サブカル大蔵経596放生勲『答えは「京都」にある』(マイナビ新書)

今日、母親が京都に久々里帰りしました。 本書は類書に比べて自分語りがあまりなくて、コンパ…

永江雅邦
3年前
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サブカル大蔵経595出口治明『本の「使い方」』(角川新書)

先ほど書店に行ったら、出口さんの名前を、ちょっと大丈夫かな?というくらい、いろんなコーナーで見かけました。 本書での、熱い読書への信愛と、意外な冷たさは、本好き人間と経営者の矛盾した双方の姿そのままに感じられました。 読書マニュアルを否定したマニュアル。 人・本・旅 2.5・5・2.5。 p.42  教養を育てる理想的割合。私も法話でお話を紹介するのはこの3本柱ですね。  本の内容はほとんど忘れますが、人と旅は印象深いです。でも、本は残る。  残るから覚えようとし

サブカル大蔵経592軍司貞則『高校野球「裏」ビジネス』(ちくま新書)

今日、センバツ高校野球が始まりました。 選手を全国に売る。あの人、二重人格や。ユニホーム…

永江雅邦
3年前
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サブカル大蔵経591黒田龍之介『外国語を学ぶための言語学の考え方』(中公新書)

品詞は一致しない。「ある」が動詞で、「ない」が形容詞というのも不思議。p.114 小学生の時…

永江雅邦
3年前
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サブカル大蔵経590伊藤聡『神道とは何か』(中公新書)

神は自分自身で仏道修行することはできない。人間が代行。仏道修行においては、神と人の力関係…

永江雅邦
3年前
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サブカル大蔵経589蛭子能収『蛭子の論語』(角川新書)

今ガストでこの文を書いているのですが、注文がタブレットなので、店員さんとひとことも話さな…

永江雅邦
3年前
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サブカル大蔵経585清水義範『日本の異界 名古屋』(ベスト新書)

学生時代ほとんど読書していなかった頃、書店に入ると、清水義範・パスティーシュのPOPが並び…

永江雅邦
3年前
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サブカル大蔵経584カネシゲタカシ/野球大喜利『みんなのあるあるプロ野球 極』(講談社…

2014年2月発刊。時代の資料集。 横浜DeNAのページを開くと… 7年前なんですが、隔世の感じで…

永江雅邦
3年前
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サブカル大蔵経583お股ニキ(@omatacom)『セイバーメトリクスの落とし穴』(光文社新書)

オープナー、2番強打者など、原や栗山が採用したキーワード解説。 野球を再定義するその題材・視点・文章はおもしろいはずなのに、貼った付箋は少なかった。選手の個性が描かれないからか。やはり物語を求めてしまうのか。 西武の秋山翔吾が、ロッテの唐川の「抜けカット」を最も打ちにくい変化球だと発言していたが、デグロムやシャーザーなどはこれを自由自在に操っているのだ。p.102  昨年この唐川のカットがようやくクローズアップされた。 日本では、異常な「低め信仰」や「ストレートは基本