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#3. 計測できているのは「3%」? ESGインパクト評価とデータ活用の深い関係

三菱UFJ銀行、第一生命保険などをはじめとする国内金融大手21社が「インパクト志向金融宣言」に共同署名しました。

この宣言の目的は「インパクト金融」の推進。インパクト金融は、ESG(環境・社会・企業統治)を考慮した投融資の一種。財務的なリターンだけでなく、社会課題解決へのインパクトを計測・評価する投融資などを通じ、金融業界から社会課題の解決を目指す取り組みを指します。

当然、課題となってくるのは効果測定方法。このカギを握るのがデジタルだといわれています。

例えば、市民の健康増進への貢献度を可視化する場合には、個人の健康状態を数値化しなければいけません。社会課題ごとに測定する指標は異なるため、データの収集・蓄積・分析・活用が欠かせない取り組みなのです。

日本経済新聞は「インパクト志向金融宣言」に署名した三井住友トラストHD、りそなHD、第一生命HDの取り組みや今後の見通しのインタビュー記事を公開。

第一生命HDは、環境や社会に貢献する「SDGs債」などのESG投資に約1兆円を投じていますが、このうちインパクトを計測できているのは300億円ほど。これを今後全体の1兆円に広げるため、投資先企業とのエンゲージメントを高めていくとのことです。

Reference:HUFFPOST日本経済新聞
Top Photo:Charles Deluvio on Unsplash


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