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花沢の里 2

前回の記事の続きです。
前回の記事はこちら⤵︎


花沢の伝統的建造物の、どこか懐かしい風景を眺め、最北部にある法華寺に向かいます。

集落を抜けた先に、法華寺の入り口があります。

短い石段を登ってすぐ左には、乳観音があります。

昔隣村に、乳が出なくて困っているお嫁さんがいました。
ある日、山を越えて法華寺にやってきたお嫁さんが、門前で祈ると、イチョウの大木から光を発し観音様が現れて、
「あなたの願いを叶えましょう」
と言ったという。
その晩からお嫁さんの乳は溢れるほどに出るようになったそうです。

それから、法華寺はここに乳観音様を祀り、人々に慕われたそうです。

乳観音の周りが、イチョウの葉で真っ黄色になっている。
このイチョウが、光ったのでしょうか?

この乳観音の前あたりから、日本坂に向かうハイキングコース(昔の東海道)に進む道があります。

こちらの方は、又次の機会に行ってみたいと思います。

乳観音の隣はお地蔵様

ここから、法華寺本堂へ、石段を登ります。

右側の石段を登ります

石段は、落ちたイチョウの葉で、黄色く色づいています。

地蔵菩薩の前から、石段は右に曲がります。
すると法華寺の山門が見えました。

山門に到着

山門には仁王様が…

え?

あ、気づきましたか?

吽形の仁王様、首がない…
廃仏毀釈で失われたのかしら…
説明版がないので、わかりません。

山門を抜けたすぐ右側。
お目当てのお地蔵さんを見つけました。

実は、この愚痴聞き地蔵様の写真を見て、ぜひ行ってみたいと思って、この日ここに来たのでした。

このお地蔵様、見る角度によって、若干雰囲気が違います。

なになに?話してごらん。と、興味深げ

ちょっと愚痴でも聞いてもらおうかと、お地蔵様の正面にしゃがんで、お地蔵様の顔を見たら

あまりの優しげなお顔に思わず
大変なのは私だけじゃないよね、みんな頑張ってるんだもの…
なんて気持ちになって、愚痴を言う気が失せてしまいました。

愚痴も言わないのに、スッキリした気持ちで、お地蔵様を後にしました。

この辺りは、紅葉がとても綺麗。

本堂に向かいます。

扁額は、薄くなってよく見えません。

おそらく右から法華寺と書いてあるのでしょう

本堂前で写真を撮ったつもりでしたが、撮れていなかったようです😓

本堂には…

とっても読みにくいけど…

木造聖観音立像があるという。
御朱印は、コ口ナの影響で、お休みしているという。
あちこちの神社仏閣で、ここ数年御朱印帳に御朱印を書いてくれなくなった。
紙でくれたり、ここのように御朱印自体をおやすみしてしまう。

いつまでお休みするつもりなんだろう…
もう、手書きの御朱印がめんどくさくなって、コ口ナを口実に、伸ばし伸ばしにしているような気がしてしまいます。

本堂からの眺め

山門の向こうに見えるのが、乳観音様のところの大イチョウかしら?

本堂の横には、神社があります。

日枝神社

法華寺の敷地から降りて、元の道に出ます。

集落の屋根が見えます。

それから、集落の方に降りずに、満観峰に向かう道を少し登ってみることにします。

急に道が狭くなる。

この黒い建物の向こう側にこんなものが

せっかくだから、一本杖を借りました。
(上まで行くわけじゃないけど)

こうして、先ほどの歩きにくい細い山道を進みます。

杖借りてきて良かった。
ガタガタで、見た目より段差がある道。

振り返ると、法華寺のイチョウがみえる。

しばらく歩くと、ミカン畑が広がっていた。

みかんすごっ

こんなに密集してなるもの?
美味しそう❤️

ミカン畑の向こうには、駿河湾が見える。

さらに進みます。

ミカン畑の横を登ってきた道

その先、舗装された道路に当たりました。

そこで振り返ると

焼津市内と、その先の駿河湾が綺麗に見えました。

ここより上は、又さらに狭い山道になりますが、写真撮ってくるの忘れました。

しばし、景色を眺めつつ休憩して、降りることにします。

山道は、登りより下りの方が危険。
ズルズル滑る道を、転ばないように気をつけて降りなければならなかった。

こうして無事に花沢の里まで降りてきました。

あー気持ちよかった❤️

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