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三日坊主のクレーター

楽に生きる、やりたいようにやる、という意味を履き違え、努力をしない人が増えすぎた。
このままでは国家の存亡に関わる。

政府は三日坊主撲滅宣言を出した。

三日坊主は、カプセルに入れられて、
第三惑星に投げ込まれた。

第三惑星は、水も空気もあり、気候も温暖だったが、電気もガスもない。
カプセルは、その星の荒地に投げ込まれ、
そこには無数のクレーターができた。

クレーターは、その人の土地となり、
彼らはそこで3ヶ月何かを継続することによって、元の星に戻る許可が下りるのだ。
しかし、彼らはその為というより、生きるために、3ヶ月間毎日畑を耕し、火を起こし、食べ物を作った。

三日坊主のクレーターが増えるにつれ、星には農地が広がり、人々の暮らしも豊かになってきた。
そして、3ヶ月経っても帰らない人や、
その星に行くために、わざと三日坊主になる人まで現れだした。

政府は、逆に三日坊主がその星に行く事を禁じ、
これにより三日坊主はようやく減少したのだった。

本文ここまで 410文字

これは、たらはかにさんの企画
#毎週ショートショートnote
に参加したものです。

今回は裏お題【三日坊主のクレーター】
に挑戦しました。

人間が生きるために、協力しあって、自然と共存して、生きていた時代。
自分さえ良ければ‥
なんて考えでは、当時は生きていけなかっただろうな。

そんな時代には戻れなくても、その頃の心を忘れずに、生きるべきではないかと思います。

しかしこれ、どうも
三日坊主のクリエーター
に見えてしまって…😅

三日坊主にならずに、ここまで続けてこれたのは、記事を読んでくださる方、スキしてくださる方、コメントくださる方々のおかげです。
そして、楽しい企画や、挑戦したくなる企画を作ってくださる方にも感謝です。

皆様、ありがとうございます‼️

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