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ラブストーリーの結末

ラブストーリーの結末といえば、
思いが通じ合った
とか
結婚
とか、そんな結末が多い。

でも、それは果たしてゴールなのだろうか?

実はスタートではないのか?

とはいえ、その後の、ドラマチックな出来事など滅多にない普通の生活の様子をドラマにしたところで、見た人は喜ばないだろう。

それまでは、好かれたいと言う気持ち、よく見せたいと言う気持ちで、隠していた本心。
盛り上がった気持ちの中で見えなかった真の姿。
そんなものが、徐々に見えてくる中で、変わっていく気持ち。

そこで許せるものと、許せないものが出てきたり、
与える喜びから、与えられたい願望に気持ちが変化したり、
そうやって心が離れて行ってしまうことも少なくない。

そんな中で、うまく行くのは、結局
相性だったり、思いやりだったり、寛容な心だったりするのかな?

以前リコカツというドラマがあった。
結婚した瞬間からリコカツを始める夫婦の話。
リコカツしながら、恋をしていく、不思議なお話。

現実は、リコカツではないにしても、結婚したらある種のカウントダウンが始まる気がしないでもない。
しかしそこには、減っていくものだけでなく、蓄積されていくものもある。

蓄積というと、不満や愚痴を思い浮かべる人もいるかもしれないけれど、
そればかりではない。

思い出、情、理解・・・。
恋愛の愛から、家族愛へ。

結婚する時に、
「幸せにします」
なんて言われて、みんな喜んでるけど、私は
「一緒に幸せになろう」
の方が好き。
そして、現実味がある。

相手を幸せにするために、自分が苦しんだり、無理したりするのは違うと思うし、ともすると、自分がしてあげたいことと相手が求めることに違いがある場合もあるから。

一緒に幸せになる。
そして、願わくばお互いの、まわりの家族や友達など、その人にかかわるみんなを好きになれたら、さらに幸せ。
そんな風に思います。

現実は難しいけど。
(失敗した奴)

昔3人の子供がいる友達に聞いた話ですが、
その友達は、ある日ご主人にこんなことを聞いたそうです。

もし今何かがあって、家族の誰かを助けるとしたら、誰を助ける?
すると夫は、
妻、つまりその友達を助けるといったそうなんです。

私ともう一人の友達は、素敵❣️
なんて言ったけれど、その友達は不満だった。

私は、何かあったら、あんたなんか見捨てて子供を助ける。
だけど、3人もいるんだから、あんたは私じゃなくて子供助けろよ!と。

もちろん全員助けたいに決まってます。
それにいざとなったら、助けられる人から助けるしかないと思います。
ただ気持ちの問題として考えると、それだけ奥さんのことを大切に思っていると言う答えだったと思うのだけれど…

多くの女性は子供を産むと、母性が芽生え子供が第一優先になる。
一人では生きられない、小さな存在を守ろうとするのは当然だ。
だから、仕事していたり、育児も家事もほとんどを一人でやっていたとしたら、それで手一杯になってしまって、夫の方は後回しになってしまうのも、しかたないことのような気がします。

でも、それが耐えられないというご主人もいるでしょう。

同じ気持ちで一緒に育児をしてくれて、家事も当然やるべきものとしてやってくれて、妻が心に余裕を持つことができたら、ちゃんと夫の方を見ることができるんじゃないのかな?

そうやって、ラブストーリーの結末が、まだまだ先になる人生が、ホントは理想です。

(私個人の考えです)

そんなことを思いながらも、
お話を書くときは、やはり最高に盛り上がったところをゴールにしてしまう。
イル恋のように…

イル恋で結ばれた二人が、その後すれ違ったり、お互いを傷つけることなく、幸せな未来を過ごせることを、作者として祈るのみです。

イル恋のビューが3万をこえました。
気づいたら、130以上のスキもいただきました。

私の記事としては、飛び抜けた数値です。
自分の書いた記事を見ていただけるって、やっぱり嬉しいです。

皆様、ありがとうございました❣️




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