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福島旅行1「元宮ワイナリー黎明奇譚」聖地巡礼

先日の記事で、静岡から福島に行くまでの記事を書きました。
本日は、その続きです。

私が福島に来たかった一番の理由は、
ふくしま逢瀬ワイナリーに行ってみたかったからです。

ふくしま逢瀬ワイナリーは、
元宮ワイナリー黎明奇譚のモデルとなったワイナリーです。

福島の復興支援事業として作られましたが、それはもう、無謀ともいえる行程でした。
次から次に沸き起こる難題。
そんな中でも、そこにワイナリーを作ろうという人々の熱意と、すごい偶然が重なり、更には知恵と人脈と知識を駆使して、完成したワイナリー。
もう、ワクワクハラハラしながら、一気に読み終えたお話でした。

しかし、お話が面白かっただけではない、もう一つの目的。
そのワイナリーで作られる、日本一おいしいリンゴでつくられたシードルを飲みたい!!!
もちろん、取り寄せることも可能なのですが、これを現地で飲みたかったのです。

ということで、福島県郡山市に到着した私たち。
実はこの日、この本の作者の福島太郎さんが、案内してくださるとおっしゃってくださいました。
ありがたいお話だけど、そんなことしていただいていいのだろうか?
と思いつつ、作者の方に、聖地を案内していただけるという、こんな夢のようなお話があるだろうか・・・と感激し、お言葉に甘えて案内していただくことのなりました。

ふくしま逢瀬ワイナリーは、郡山から北に向かって車で20分ほど走り、山間に入ったあたりにありました。

あー、ここ、太郎さんの記事の写真で見た!
ふくしま逢瀬ワイナリーだ!!!

この場所が、あの「元宮ワイナリー黎明奇譚」の場所か…と思うと、もう興奮してきてしまいました。

ワイナリーの敷地の横に、一段下がった土地があり、そこにはブドウの木が植えてありました。

この時期は、ブドウの葉も落ちて、ちょっとわかりにくいです。

開発許可の関係で残されたその土地は、ワイナリーの建物がある場所から1mくらい低くなっていました。
その時のエピソードを思い出し、その機転に改めて感心しながら、その土地を眺めました。

ワイナリーの前は、ひろい芝生になっていて、過ごしやすい季節ならば、シートでも敷いて、お弁当でも食べたくなるような、気持ちがいいところでした。

中に入ると、中はおしゃれな感じ。
すわってゆっくりワインを飲めるようなスペースがあります。

さっそくお目当てのシードルを試飲させていただきました。

始めは、ドライから。
少し辛口なのかな?と思ったけれど、さっぱりとしてさわやかな飲み心地。
これはいける!
次にSWEET。
こちらは、甘いのかな?と思ったが、甘ったるい甘さはない。さわやかな甘さ。
どちらも甲乙つけがたいおいしさだ。

こんなおいしいシードル、初めて飲んだ!!!

無料の試飲は4種類でした。


ワインもおいしかったけれど、やっぱり私はシードル!

しかし、実はこのシードルが飲めなくなってしまうかもしれないというのです。
というのは、このワイナリーがなくなってしまうかもしれないと。

実は急遽福島行きを決めたのは、それを聞いたからだったのです。

このワイナリーができるまでの多くの人の困難や苦労を本で読んだからこそ、ようやくできたこのワイナリーがなくなってしまうなんて、残念すぎる。

そういう気持ちで来ましたが、シードルを飲んで、
こんなおいしいシードルを作るワイナリーを無くしてほしくない!
という気持ちが加わりました。

今、なんとかこのワイナリーを残せるように、という動きもあるようです。

なくならないでほしいなあ・・・

また、このふくしま逢瀬ワイナリーのシードル、飲みたい。

シードル好きな方、
シードルを飲んだことがない方、
このさわやかで、飲みやすいふくしま逢瀬ワイナリーのシードル、
ぜひ一度飲んでみてください。

ちなみに前回の記事はこちら⤵︎

この続きの記事はこちら



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