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福島旅行2 【猪苗代湖と磐梯山】

逢瀬ワイナリーを出た後、私たちは猪苗代湖に向かった。

郡山から猪苗代湖・会津方面に行くには、山を越えて行く。
どんどん登って行くと、途中ちらりと郡山市内が見えた。

カードレールが邪魔だけど…

そこから又山を下り、その後田んぼ中を走って、林の手前で車を止めた。

松林を抜けると目の前に大きな湖が広がった。海みたいに大きな湖だった。
正面に磐梯山が見えた。

周りの山は、赤や茶色に色付いている。

ワイナリーにいる時は、天気が良くて、上着が要らないくらい暖かかった。
福島寒いって聞いてたけどあったかいじゃないか!なんて思った。

しかし、湖畔に来ると磐梯山の方から冷たく強い風が吹き付けてものすごく寒かった。
猪苗代湖の湖面は強風で波立ち、まるで海のように波が打ち寄せては引いていた。

あまりの寒さに長居はできず、車に乗り込んだ。
そこから猪苗代湖の湖畔を回るようにして、4分の3周ぐらいした。

左をキラキラ光る猪苗代湖。
磐梯山が正面にそびえる。

途中太郎さんが、
ここが、「会津ワイン黎明綺譚」の中で、桃ちゃんが立ち寄ったという設定の駐車場だよ、と教えてくれた。

国道49号線はいいぞ。 郡山を過ぎて猪苗代町に入り暫くすると、左手に猪苗代湖が見える。 天鏡湖とも言われる美しい水面は、青空の時なんかはもう、空と湖が競うように素晴らしく輝く。できたら、そこら辺で少し休憩をとるといい。確か、猪苗代湖を一望できる無料の駐車場がある。 湖面の先、遠くには山々が見えるんだけど、春は頂きに残雪が残るのがまた美しいのさ。

会津ワイン黎明綺譚

大藤桃子の父親が、この場所の美しさを、桃子に語った言葉。

桃子はお話の中の人物なのに、まるで実在の人物のように感じ、この駐車場に車を止めて、大きく伸びをする桃ちゃんが、見えるようだった。
太郎さんのお話の登場人物は、いつもそんなふうに生き生きとしていて、リアルだ。

桃ちゃんは、ここで見知らぬ会津という場所に夢を膨らませていたことだろう。

山々にまだ雪はなく、葉の落ちた木々が冬の寒々とした季節を感じさせる。
この日は風が強く、湖面が波立っていて、鏡湖は見られなかったけれど、晴れた日差しにキラキラと輝いていて、とても美しかった。

道は次第に湖から遠ざかる。

遠くに見える猪苗代湖

先ほど正面に見えていた磐梯山は、右側になり、さらに大きくなった。

「会津磐梯山は宝の山よ〜♪」
という歌の一節が脳内を流れる。

猪苗代湖は冬になると白鳥が来るそうですが、まだいませんでした。
でも背の高い白鳥の遊覧船が、湖の遠くに見えました。
野生の白鳥も見れたらよかったのにな…
おそろしくたくさんの鴨はいました。
こんなにいる?ってくらい。
(写真は撮れませんでした)

少し走ると、野口英世の生まれた家があった。
そのまま屋根をつけるようにして保存してある。
子供の頃野口英世の伝記を読んだ。
田舎のとても寒いところで、貧しい農家の子として生まれたような気がする。

横を通過する時に、ちらりと見ただけだけれど、茅葺き屋根の、思ったより大きな家だった。

この後さらに峠を越えて、会津若松市に入って行く。

この後は、一旦会津若松市を通り越して、大内宿に向かいました。

途中ここを曲がれば「美里町」の看板があった。
美里町?
確か新鶴町が、今は美里町になっているんだったのでは…?

美里町の方向を見ながら、その先に、桃ちゃんや譲二や良樹がいるような気がした。

会津を舞台にした、このお話。
不器用な譲二と、東京からふるさとサポーターとしてやってきた、頑張り屋の桃ちゃん。
軽い男なのかいい男なのか?不思議な良樹。
私が大好きな譲二のお母さん…
魅力的な人々が織りなす楽しい恋と農業にかける思いが詰まった「会津ワイン黎明綺譚」
オススメです!

旅の続きは、又次の記事といたします。

福島旅行1の記事はこちらです⤵︎

この続きの記事はこちら

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