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鬼岩寺と月見里神社に行ってきました  (静岡県藤枝市)

先週の土曜日(12日)に行った清水寺の帰りに寄ったところです。
清水寺を出て、藤枝の宿(東海道の宿場町)があったあたりまでやってまいりました。
入口に、「鬼岩寺」と書いてありますが、生涯学習センターと入り口が同じなので、それを目指してきた方がわかりやすいです。

鬼岩寺は、清水寺と同じく、高野山真言宗のお寺です。
726年、行基によって開創されたとされる由緒あるお寺です。
その後、弘法大師が当地の人々を苦しめていた鬼を大岩の中に閉じ込めたという伝説から「鬼岩寺」という名前になったとのことです。

鬼岩寺の駐車場に入ると、いきなりたくさんの石塔群に圧倒されました。

看板によると、これらは、中世から近世にかけてのもので、境内から出土したものらしい。
これらを集めて置いてあったんですね。

門を入ると、中央が広い空き地のようになっており、その周りを囲むように、建物が建っている。

左わきの鐘楼(写ってないけど)の横には、黒犬神社。


両側の狛犬があまりに可愛くて、つい撫でてしまう。

オオカミ犬、クロの悲しい物語が残っています。

そして、地蔵堂、地蔵菩薩、大師堂と続きます。

正面にあるのあるのが護摩堂。

立派な建物です。

今日は、看板盛りだくさんです😄

入口の扁額が、素敵❤️

不動堂?
なんか言われがありそうな感じでした。

内部は、写真には撮りませんでしたが
(きっと撮らない方がいいと思ったので)
護摩を焚く四角い結界と、正面に不動明王様が鎮座されておりました。

護摩堂の中から境内をみたら、また違った不思議な感じで、素敵でした。

護摩堂の左前に、岩が3つほど置いてありました。

左の二つは、鬼が鋭い爪を研いだといわれる「鬼かき岩」

近頃鬼というと鬼滅の刃、連想する私

昔の人が石器などを研いだもの?かもしれないけれど・・・
看板に従い、3度撫でてみる。

右側は、行基が座った岩とのこと。

確かに椅子っぽいですけど…

ちょっとこの状態では、座れません。残念。

護摩堂の右には、池がありました。
「今」という字の池というけど、全く今には見えず、
中央の石が亀に見えたってことくらいです。

亀に見えませんか???

護摩堂のすぐ横には、霊木の夫婦松。
どうして霊木?と思ってよく見てみた。

並んでいる2本の木。
ところが、よく見てみると中央あたりで、なんとつながっているではないか!!!
「静かに三べんなでる」の札がかかっているところです。
完全につながっています。
すごい!!
ということで、静かになでなでしてきました。

護摩堂の後ろは、墓地になっています。
その墓地の手前に閼伽井戸あかいどがありました。

なになに?
自分の顔が映ればいいことがあると??
見えました!

きっといいことあるぞ!!!

こうして、いい気分で鬼岩寺を後にしました。

ちなみに、弘法大師が鬼を閉じ込めた大岩のところは、今は行けないとのことでした。
市有地の上、危険な場所とのこと。
そこに行ってパワーもらいたかったけど、残念です。

ところで、先ほど、護摩堂の中から正面(外)を見たときに、大きな木があるのがわかりますか?

鬼岩寺から、そのまままっすぐ200mくらいでしょうか・・・

そこが月見里神社です。
月見里というだけあって、月読命 (つくよみのみこと)が祭神です。

月見里神社
あえて、フリガナはふりませんでした。
なんて読むと思いますか?

これで、
「やまなし」と読みます。

実は、以前「月見里」とかいて「やまなし」と読む神社があると知り、なんとなく行ってみたくて、グーグルで調べて、今回やってきました。

なぜ、「月見里」と書いて「やまなし」と読むのか?
案内板によれば、周囲に山がなく、月がよく見えることからだそうです。
おもしろいですね。

思ったより小さい神社です。
鬼岩寺の門前に位置し、境内に市神が祀られていることから、この付近には鬼岩寺の門前市が立っていたと考えられていたそうです。
この辺りは中世の東海道と瀬戸ノ谷街道が交わる地点で、たくさんの人々が集まったと考えられ、その賑わいが江戸時代の藤枝宿へと引き継がれていったといわれています。

入口に看板

大きな楠の木があるのか…

入っていくと、左手に大きなクス。

これぐらいのクスが、ご神木になってることが多いですが、看板にあるのはこれじゃなさそうです。

木の手前に大きなこぶ


鼻のようでもあり、全体としてみたら、でっぱったお腹。
え?そうすると、大事なところに生えている白いキノコは・・・😱

さて、手水舎のところを見ると、懐かしいものを発見!


最近ではなかなか見なくなったもの
井戸水をくみ上げるときに、レバーを上下に動かして、水を出すやつですね。

やってみたら、ちゃんと水が出ました。
当たり前なんだけど、ちょっと嬉しかった。

神社にお参りを済ませてから、神社の裏へ。
そこには見事なクスの木。

私、ご神木好きで、けっこうクス見てきましたけど、今まで見た中で一番大きいように感じました。

補修がしてあり、一番太い幹の上部が切られているのですが、その部分があったころは、もっと高かったかもしれません。

その大きさに圧倒され、しばらく見入ってしまいました。

大きさがわかるように、人を入れて撮ってみました。

天然記念物なんですって。

目通り、つまり幹の周長は、9.1米と書いてあります。根回り26.5米とか、あたり一体根っこってこと?
樹齢は不明とのこと。
ネットでは、樹高22m、目通り9.5m
推定樹齢300年以上
と書いてあった。
大きいですね😳

その大木のすぐ横のクスのほらに、黒と白の猫がいました。

可愛い顔をしていたので、
ちょっと近寄ったら
シャーっと威嚇して、走り去っていきました。

あたたかい洞の中で、ゆっくりしてたのに、邪魔してごめんね。

最後に、猫がいたクスの横にあった、奥宮稲荷大明神に手を合わせて帰ってきました。

月見里神社のすぐ近くに、明治天皇行在所跡というのがありました。

その背後には見事な赤松。
横には重装な門がありますが、その後ろは荒地。
一体何があったところなのでしょうか?
調べて行ったらわかったかもしれませんが、思いつきで行ったので調べてなくてすみません。

すぐ横は、瀬戸ノ谷街道で、古い作りの家が、2〜3軒あり、雰囲気がありました。
普通な住んでる家なので、写真はやめました。

藤枝市は、古くから栄えた町だった様で、辺りには、たくさんの寺社や、歴史がありそうなものがありました。
調べたら、面白そうです。

また機会があったら、藤枝市訪れてみたいと思います。





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