ときには「出来ない」と言う勇気も大事。
「出来ないからやらない」では、いつまでたってもなんにもできない。
「出来ない」じゃなくて、「やる」んだ。
そんなポリシーがあって、気が付けば「出来ません」という言葉は極力口にしないようになっていました。
ここだけ聞くと「前向きでえらいね〜!」と誉めてもらえそうですが、最近、実はこれってけっこうヤバいかも?と感じています。
目上の人に「出来ねえのか?!」と詰められて「やります!!!」と食い気味に返す……なんてのは、マンガやドラマではアツい展開ですが、現実世界でそれをやってしまうと人に迷惑をかける可能性がめちゃめちゃ高い。
それに、なにより自分がすごく辛いということに気が付きました。(遅い)
社会人になって6年目。
会社員としての仕事でも、フリーランスとしての仕事でも、「これって出来る?」と何気なく言われるシーンが増えてきました。
「出来ない」と言うと舐められそうとか、もう二度と仕事をもらえなくなりそうとか、そんな不安から、ハッキリと「出来ない」ということを避けてきた6年間。
本当は大して出来ないクセに、意地を張って「やります」と答えて、結局「出来ないんじゃん……」という冷たい視線を浴びせられた経験も数知れず。
やっぱり正直に「出来ない」って言えば良かったなって後悔したこともたくさんあります。
ここ最近でようやく学び始めたのは、出来ないことは「出来ない」ときちんと伝えること。
そして、どこまでなら出来て、どこからは出来ないのかをきちんと説明するべきということです。
まるっと全部、なんにも出来ないのか?
マニュアルがあれば出来るのか?
サポートが付いてくれれば出来るのか?
今じゃなく、別のタイミングなら出来るのか?
プロ並みは無理でも、ある一定のクオリティまでなら出来るのか?
などなど。
最初からすべてを「出来ない」と諦めてしまうのではなく、ひとつの物ごとに対しても「これは出来る」「あれは出来ない」と伝えることで、意外と救いの手を差し伸べてもらえることもあります。
「じゃあここまでは任せるね」とか、「急ぎじゃないからゆっくりやっていいよ」とか。
人間って、意外と優しいんですね(基本超人間不信)。
人から提示された内容をすべて受け入れないといけないと考えると、「出来る」か「出来ない」かの2択になってしまうけれど、その中身をもっと細分化すれば、出せる答えも変わってきそうです。
とはいえ、「出来る」と言いきれることがもっと増えるといいなあ〜とは思っているので、これからも「やります!」というアツい精神は大切にしていきたいと思う今日この頃です。
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