2026年までに8,800億円超と推定!マウスピース矯正市場が今熱い理由を徹底解明
歯科矯正においては、長年ワイヤー矯正(金具を歯に装着するタイプ)が主流でしたが、ここ数年は透明なマウスピースで歯を移動させていくマウスピース矯正の人気が勢いを増しています。
今回は、特に目覚ましい成長を遂げているアメリカのマウスピース矯正市場に焦点をあて、人気の背景や理由をを私なりに解明していこうと思います。
アメリカにおけるマウスピース矯正の市場規模が爆速で拡大中
マウスピース矯正の市場は2026年までに82億ドル(約8,800億円!)に達するとまで言われており、アメリカをはじめとした先進国ではすでにポピュラーな治療法として定着しています。
ニューヨークのとある矯正歯科クリニックでは、2014年ごろは患者のほとんど全員が従来のワイヤー矯正で治療をしていたが、2020年現在では約80%の患者がマウスピース矯正を選択しているそうです。
人気の理由は「通わない」
アメリカでは、「Teledentistry(テレデンティストリー)」という歯科医療のコンセプトが普及しています。直訳すると「遠隔歯科」となりますが、テクノロジーを活用してリモートでおこなう歯科医療のことです。
Teledentistryを推進するアメリカの協会ATDA( American TeleDentistry Association)によると、人々はクリニックに通院する必要性を感じなくなってきており、その傾向はなんと2003年ごろから始まっているということです。
これは、わざわざ診察のためにクリニックに訪問するよりも、チャットやメールで医師とコンタクトをとったりオンラインで症状を調べることのほうが望ましいと考える人が増えていることが背景にあると思われます。
ATDAのレポートでは、以下のような調査結果も出ています。(以下、私による翻訳)
70%が医師とリモートでコンタクトをとることを好み、
76%が医師との対話よりもアクセスに価値を置き、
30%が診断結果をオンラインで確認し、
20%が直接医療を受けることが困難な地域に住んでいる。
(引用:Medgadget Invisible Aligners Market Estimated to Reach $8.2 Billion by 2026)
テクノロジーの進化によって私たちのライフスタイルも日々変化を遂げていますが、歯科医療においても、重要視するポイントは変わりつつあることがわかります。
なぜ「通院不要」が好まれるのか?
リモートがもたらすメリットは、
1.通院にかかる時間0分
2.予定調整の必要なし
3.低価格
の3つです。
1. 通院にかかる時間0分
一般的なクリニックでの矯正治療の場合、定期的にクリニックに通うことになります。
例えば、片道30分、往復1時間の場所にあるクリニックに通院する場合、月1回の通院で年間720分・12時間を通院に費やすことになります。
Teledentistryであれば0分です。あなたは12時間もの自由な時間を手にすることができます。
2. 予定調整の必要なし
クリニックの多くは、診療時間帯が限られています。平日は夕方までだったり、日曜・祝日は休診のところが多いのではないでしょうか。
また、平日の夕方以降や土日はなかなか予約がとれない、ということもよくあります。
仕事やプライベートの予定をなんとか調整しながら通うことになりますが、それも忙しい現代人にとってはなかなか負担になるものです。
Teledentistryであれば、そんな煩わしい予定調整も不要。自分のタイミングで治療を進めることができます。
3. 低価格
リモートで治療を行うことによりクリニックが負担するコストが削減され、結果としてより低価格な矯正治療が実現します。
まとめ
今回は、マウスピース矯正がアメリカで人気急上昇中の理由をご紹介しました。
費用が高く面倒なイメージがある歯科矯正ですが、「通わない」マウスピース矯正が台頭したことにより、その手軽さが受けて若年層を中心に人気を博しています。
2020年の新型コロナウイルス感染症拡大もあり、こうしたリモートを好む傾向は今後もますます広がっていきそうです。
私たちOh my teethも「通わない」をコンセプトにしている歯科矯正サービス。歯科矯正をもっと手軽で身近なものにしていきたいと考え、Oh my teethを立ち上げました。
ご興味あればぜひまずは一度完全無料の歯型スキャンにお越しください。ドクターがあなたの歯並びを3Dスキャンし、レビューします。
目立たない透明マウスピースを使った矯正で、あなたが理想の歯並びを手に入れられることをOh my teethは願っています。
Have nice teeth!
(出典:Medgadget「 Invisible Aligners Market Estimated to Reach $8.2 Billion by 2026」)
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