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「スタバでMac」に憧れたっていいよね|Oh my teeth パッケージリニューアルの裏側

Nice to teeth you! Oh my teethのMakotoです。仕事や趣味に夢中なビジネスパーソンでも、自宅でサクッと歯並びを整えることができる歯科矯正D2Cブランドを運営しています。

2021年10月より、「Oh my teeth」矯正キットのデザインをリニューアルしました!今回のリニューアルは創業以来3回目。より機能的で無駄のないスタイリッシュさを追求したデザインになっています。

どんな人に読んでほしいか:
【前半】企業のリブランディングの進め方について悩んでいる方
【後半】歯科矯正に悩んでいるが、一歩踏み出せない方

この記事を読んで、Oh my teethのこだわりや新デザインに込めた想いを知っていただければうれしいです!

まずは従来のパッケージをご覧ください

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ユーザーの声として、従来のパッケージの課題は大きく3つありました。

・箱が段ボールでチープに感じる
・どこから開けるのか分からない(開け閉めが難しい)
・マウスピースが取り出しにくい/順番が分かりにくい

これらを解決したのが、今回のパッケージなのですが…

新パッケージはどっち?

正解は、Bです。

正直にお話しすると、当初は「どうせリニューアルするならインパクトが大きい方がよい」と思い、Aのシルバーのパッケージにしようとしていました。実際メンバーの反応もよかったです。

ではなぜ、このパッケージにしたのか?

今回のプロジェクトはPARK Inc.の佐々木さんに協力いただきました。D2Cイベントでお会いした際に、LOGICのパッケージに対するこだわりやターゲット(忙しいビジネスパーソン)も似ていることから話が盛り上がり、思い切ってお願いしてみたのがきっかけ。

佐々木さんが手がけられているLOGICのパッケージ

そんな佐々木さんに提案いただき、まずは「Oh my teethらしさとは何か」を考えるワークを実施しました。

ワークでは、機能的価値情緒的価値という2つの観点で、ホワイトボードにOh my teethのイメージを書き連ねていきました。

コンセプトワークの様子

機能的価値×情緒的価値でみたOh my teethらしさ

セッションを通じて出てきたたくさんのキーワードを集約して、Oh my teethらしさを言語化しました。

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機能的価値:LEAN(無駄のない/効率的な/シンプルな)
情緒的価値:HUMOR(ユーモアがある/思いやりがある/人間味がある)

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 実際にホワイトボードに並べられた付箋たち

Oh my teethらしいパッケージデザインとは?

機能的価値:LEANと情緒的価値:HUMORをもとに複数のパッケージ案があがってきました。

▼新パッケージ案

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改めて見てもHUMORあふれるパッケージ!

ユーザーは、矯正中に何度もこのパッケージを開けます。シンプルで、使いやすく、親しみを感じられることが一番大事な要素になると考えて、新パッケージデザイン案を絞り込んでいきました。

▼新パッケージデザイン

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実は、仕切りの構造や外箱に高級感をプラスしたという点以外は、大きな変更をしませんでした。

では、なぜわざわざパッケージを変更したのか?と疑問を持つ方もいらっしゃると思います。
今回、パッケージを変更しようと決めた理由は2つあります。

パッケージをリニューアルした2つの理由

1. ユーザーの矯正生活をよりストレスフリーなものにしたかったから
2. 矯正体験のスタートをより特別なものにしたかったから

1. ユーザーの矯正生活をよりストレスフリーなものにしたかったから

たとえば、引き戸の方が使いやすいのかマグネット式で開閉できるものがよいのかなど、細部にこだわって使い勝手を追求していきました。

▼試作品/引き戸バージョン

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マウスピースは手前から順番に取り出すので、引き戸式の方が使いやすいと思ったのですが、実際にOh my teethで矯正をしているメンバーに試作品を使ってみてもらったところ「使いにくい😤」とコメントがありました。

開けるときに引っかかりがあるとか、両手を使わないと開けられないとか…

矯正ユーザーのリアルな声を踏まえて仕様を詰めていきました。

▼試作品/マグネットバージョン

がばっと開けて、ストレスフリー…!

開け閉めがしやすくなったことに加え、仕切りの構造を変えることでマウスピースが取り出しやすくなり、マウスピースの順番を示す番号の視認性もアップしました。

▼完成品がこちら!

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現在、正式な宣材写真を撮影中…

2. 矯正体験のスタートをより特別なものにしたかったから

Oh my teethが目指す「未来の歯科体験(=歯科業界のApple)」に近づくものにしたいという想いがありました。

たとえば、歯科矯正をしていることを人に知られたくない、という人もいるかもしれません。
しかし、昨今では補聴器義足なども、どんどんファッショナブルなものが増えてきています。

友達に見せたくなる、使うのが楽しみになるようなものを歯科矯正でも追求したいと思い、Apple製品やハイブランドコスメのギフトボックスを開けるときのような特別感にこだわりました。

▼マウスピース画像の撮影風景
特にパッケージ天面に印刷される写真には力を入れました。デザインがシンプルな分、誤魔化しが効かないからです。

PARK佐々木さんが「本気のブツ撮りならここ」と推薦いただいた吉田明広さんにお願いしました。

撮影は4時間超えたのを覚えています…

「スタバでMac」に憧れたっていいよね

まるで最新ガジェットのようなパッケージにすることで「なんかかっこいいじゃん!」というところから歯科矯正に興味をもってくれる人が増えてもいいんじゃないか、と思ったんです。

今では当たり前の光景ですが、スタバでMacのノートPCを開いて作業している人に対して「イケてるな~」と思ったことありませんか?
憧れて自分もMacbookを買ってみたら「単に見た目のおしゃれさだけじゃなく、トラックパッドの操作性やフォント描画の綺麗さ、起動の速さにやられ、仕事の効率も上がるじゃん…!」となり、すっかりApple信者になるという(笑)

これはあくまでもたとえ話(完全に自論です)ですが、明確な決め手はないが「なんとなくかっこいいから」で片足を突っ込む→本質的な効果や魅力に触れる→気づいたらどっぷり浸かっていた。

Oh my teethはそんなプロダクトを目指しています。

もちろんOh my teethは「歯」という身体の大事な一部に影響を及ぼすサービスなので、矯正専門ドクターとタッグを組み医療品質を担保しています。
その前提で、些細なことをきっかけに、歯の健康や美しさについて考える機会ができてもいいんじゃないか、と思っています。

きっかけづくりのひとつとして、Oh my teethは「売らない店舗b8ta」での展示会なども行っています。
興味がある方は下記の記事もぜひ読んでいただけるとうれしいです!

動画で疑似体験する“新しい歯科矯正”

まずは、歯科矯正がいかに身近なサービスになっているか、ぜひ下記の動画で疑似体験してみてください。この動画では、Oh my teethのマウスピース矯正キットや、歯型スキャン~矯正中の体験について実際のサンプルを用いて紹介しています。

引用:https://www.gizmodo.jp/2021/09/oh-my-teeth.html

Have a nice teeth!

!!!

我々といっしょに、未来の歯科体験を生み出しませんか?

これまでの歯科体験に疑問を持っている方や、「Oh my teeth」の矯正サービスに興味を持ってくださった方や企業さんがいましたら、お気軽にメッセージください!

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