モロッコ

4:30起床
ギョームが駅まで車で送ってくれた。優しい。アニックもなぜか起きてきてくれた。優しい。ロワイヨンはあっという間で、出発してから「あぁ〜もうここには戻って来られないんだ」と実感した。天気に恵まれて海を堪能できた上にサイクリングまでできたので思い残すことは何もない。夏のバカンスの時期じゃなかったから逆にまったり過ごせたんだと思うと、真冬でよかった。

8:06ボルドー到着
まさかまたボルドーにお世話になる日がくるとは!一度来たことがあるってだけで安心感のある街。路面電車に乗って換金所へ。
しかしモロッコの通貨はストックがないから無理だと言われた。
仕事のやる気の無さがさすがだ!フランス!
もう一つの換金所を探すも、スマホが使えない(ギガがゼロ)という現代っ子失格のふたり旅なので、四方八方ぐるぐると見渡していたら、なんとも優しいムッシュがあちらから声をかけてくれて、道を教えてくれた。
「日本人?英語とフランス語どっち話せる?」など、気遣いもバッチリ。最高の紳士だった。ありがとうボルドー。

ボルドーがますます好きになった。
パリより好きなのは、人々が全然生き急いでなくて、ゆとりがあるように感じられるから。街は綺麗だし、人は穏やか。いい暮らししてるんだろうなぁ。東京の通勤ラッシュで電車に人がつめ込まれる風景とか1回見せてあげたい。
そんなこんなでボルドー空港へ向かう。ここまでアクシデントなく来られた!最高。
換金は結局、現地でないと出来ないということが判明したので、フランスでは諦める。
チェックインもスムーズ、持ち込み荷物も10キロ以内が規定だったのが、いざ空港で測ったら9.9キロだった。ラッキー!
15:30出発。定刻より15分も早く飛んだ。2時間の短時間フライト。
17:30フェス空港到着。着陸の瞬間、なぜか拍手喝采がおこった。
無事にたどり着けたのが嬉しいのか、飛行機を信用してない人々がたまたま乗り合わせたからなのか、それともアフリカでは普通のことなのか?わからないけど初めての経験だった。

空港から青い門までタクシーで向かう。タクシー代は値段交渉になる。大体の相場を予習済みなのでぼったくられないようにしなければいけない。
空港から外に出てすぐ、親父に捕まった。
自分たちはオフィシャルでやってるタクシーだと言い張る。私は言葉全くわからないので、アイコちゃん頼みだ。
なにやら言い争っている。1度車に乗るが、降ろされる。一体何がどうなってこの状況なのか、全くわからないので、刺されるんじゃないかと内心ドキドキしていた。日本人女2人がアラビアン男性4人くらいに囲まれて、さらに言葉もわからないとなると、恐怖でしかない。
アイコちゃんが言うには、領収書を出してくれないのはおかしい!お前らオフィシャルなんだろ!それなら出せ!的な言い争いをしたらしい。
それに対してむこうは「領収書ね、はい。プラスで20ディルハム。」と追加料金を請求してきた。と。
すごいな。堂々とお金をふんだくるシステム。
詐欺も堂々とやればビジネスになるのか。
私は言葉が全く不明なので、こういった経緯を自称オフィシャルのドライバーが運転する車中で、アイコちゃんが半ばキレながら日本語で教えてくれた。言葉が不明なのはあっちも同じ。言葉が通じないってこういう時は最高だなって思った。
とりあえず私は何も力になれていないのに、ぐったりしてしまった。
時々ドライバーとアイコちゃんが会話をする。私は、究極話すだけでお金せびられるんじゃないかと内心怯えていた。
とりあえず誘拐されることなく青い門まで送り届けてくれた。値段は少々納得いかないが、これは仕方ない。タクシーがなければここにはたどり着けないんだから、無事ついただけでよかったと思おう。
ホテルのオーナーと待ち合わせのカフェまでたどり着けたことが奇跡に感じる。
ホテルは細い道を進んでいったところにある。こじんまりとしていて、普通に快適そうだった。オーナーはいい人そうで、食材のこととか教えてくれた。

とりあえず、目的地に着いたのが今日。
換金所で手数料をふんだくられ、タクシーでぼったくられ、、、
2人で5日間の過ごし方、お金のやりくりについて話し合う。
話し合うというか、アイコちゃんが現地の食べ物やいろんなもの値段の相場を調べてくれている。
日本のスマホ、モロッコ情報が出て来ない。ベタな観光ツアーの情報しか出てこない。
私はこのようになんの役にも立たずに5日間過ごすのか!
いや、何か役に立たなければ!!

と、思いつつ今日はもう眠すぎる。続きはまた明日。

#フランス生活 #フランス #モロッコ旅

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