バカンス
フランスは1年の半分はバカンスになる。
知ってたけど本当にものすごいスパンの短さでバカンスがきた。
クリスマスバカンスが明けてからまだ1ヶ月。
早速2月の頭から約2週間のバカンス。
別荘があるロワイヨンへ連れていってくれた。
フランス西部の海沿いの街で、夏のバカンスでは人が溢れかえっているらしい。2月は閑散期ということで、人混みもなくゆっくり過ごせるらしい。車で約3時間!行きの車中でアイコちゃんが靴を磨き始めて、靴磨きのワックスの匂いで盛大に酔ったため、記憶がない。
到着する頃にはすっかり気分は良くなっていた。早速海に行った。めちゃくちゃ綺麗!人もまばらで天気は晴天。太陽のおかげですごく暖かい。
なんだこの最高なロケーションは!
こんな気持ちのいい景色はいつぶりなのか思い出せない。
こういうリラックスをしないと生きてる意味ないでしょう!と、堂々と国が1年の半分をバカンスにしてしまうのがフランスなのか。
でも、確かに日常的に自分の主張を爆発させて訴え続けて、ストライキだのデモだのしてるんだから、お疲れだよね。オンオフの切り替えがめちゃくちゃ上手な国民だと思う。国民性で国のあり方は左右されるのがよくわかった。
ロワイヨンでも相変わらずまったりと過ごす。何をする訳でもないのに、すごく充実してる気分になる。何もしない時間を罪悪感なく過ごすことができない性分だったのに。フランスでは価値観とか感覚が変わるなぁと思った。
海を眺めて、ランニングして、街を散策して、サイクリングもした。言うことなしの最高の1週間だった。モロッコに発つ2日前に、ギョームのお母さんのアニックが合流した。お父さんからあずかっていた梅酒のお土産を無事に渡す。
アニックはとにかくハキハキとして常にいろんなサービスを提供してくれるような優しい方だった。国際結婚した兄弟のおかげでこんな異国の地に一応親族ができたと思うと不思議だ。
ロワイヨンでのバカンスを終えたらついにアイコちゃんと2人でモロッコに出発になる。どうなるかわからない旅が始まる。
アイコちゃんが全て手配してくれたので私はただ付いて行くだけなんだけど。
カルチャーショックを求めてフェス旧市街への旅が始まった。
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