最後の一週間
モロッコからサンサヴァンに帰ってきた。
もはや自宅のような居心地の良ささえあるけど、この家ともあと一週間でおさらばになる。
最後の一週間とは言っても、特に変わることなく毎日のんびり過ごす。のんびり過ごしながら、帰国してから職をどうするかを少しずつ考え始めた。
現実逃避もいい加減にして、とにもかくにも日本では働かないといけない。
「働かないといけない」というのは、「世間一般の意見がそうだから」ではなく、わたし自身の鬼のメンタルが「働け」と言っている。
「日本に帰ってこれ以上じっとしてたら死ぬぞ」と私の中の私が言っている。残念ながら私は働いていた方が生き生きできる性分なのかもしれない。フランスでのバカンスは、行く前から「何もしないことが目的」という意志がハッキリあったので、罪悪感もなく堂々とのんびりさせてもらった。(本当にただの居候だった。あいこちゃん、ギョーム、ありがとう)
2ヶ月半もただただストレスなく幸せに暮らせたので、私はもう満足なのだ。これ以上の娯楽はないというくらいの極楽時間を過ごした。
だから休んで溜めに溜めまくったパワーをぶちまけたい気分になっている。気があるうちに三月はバイトをすることにした。
いまこそ「手に職」を武器にして就活だ。
半年無職やったって、、わたしには8年かけて培ってきた技術と経験がある。堂々と強気でいこう。
せっかくフランスで暮らしたんだから、フランス人の生き方を少しでも自分に取り入れないともったいない。
このバカンスで何を得られたかわからないけど、少なくとも今後はスポ根精神の100パー根性論で働くことはもう出来ないであろう。
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