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シド・ミード展で初心を思い出した

会期終了一週間前、ふと思い出して「シド・ミード展」に行ってきたので、感想を残しておこうと思います。


シド・ミードってだれって方はググってみてください。
原点にして頂点、みんなのあこがれって感じのすごい人です。ガンダムとかブレード・ランナーとかスター・ウォーズとかで有名です。
プロダクトデザイナーで彼の名を知らない人がいたらもぐりですw
『ヒューチャリスト・デザイナー』って肩書カッコよすぎませんw

それはそうと神田のあんな場所にあんなシャレオツな場所あったんですね。
ちょうど神田祭で人多いし、30分待ちだしで心折れそうでしたが、頑張って観た甲斐ありました。

ディティールに圧倒される

とにかくとても細かいです。今みたいにデジタルで描いているわけではない時代、よくこんなに細かく描けるなぁと思うほどディティールが細かいです。こんだけ描けたら楽しいだろうなーと感じました。どうしても絵柄に時代は感じてしまいますが、中身は今見ても未来的なので未来人かな?と思うほどです。
ただの絵ではありません。これどうなってんの?って突っ込みを入れられないくらいインダストリアルデザインとして完成した絵が描かれていました。

デザイナーらしい造形

しがないデザイナーの端くれの私が言うのもおこがましいですが、あえて言わせていただきます。
同じ方向の斜めの角度はすべて揃える造形だったり、実際に作れそうなサイズで分かれているパーティングラインだったり、しっかり構造があり意匠があるような、説得力のあるなんか実現できそうなデザインになってると感じました。設計の方が見た瞬間、こんなん作れねぇよ!(机バーン)とならずに、どうやって作ろうか・・・と頭を悩ませてくれる、そんなデザインだと感じました。
そこはやはり長年インダストリアルデザイナーとして働いた知識と経験なのでしょう。形や発想は未来的だけど、決して不可能そうでもないし、未来のよくわからん技術で実現するものでもなさそうに感じる造形です。(もちろんなかにはぶっ飛んでるのもありますし、そもそも空想の生物も出てきますが)
そういうところが羨ましいし、憧れるところです。なんか自分ももっと経験積めばできるんじゃないかな、と勘違いしてしまいます。
こういう風になりてー

プロダクトデザイナーを目指した頃を思い出した

良くも悪くもデザイナーになってしまって日々のデザイン業務に追われていると、久しく思い出していなかったあの頃の感情を思い出しました。
ただひたすらに線を引いて、たくさんのものを見て、何とかセンスを磨いていたあの頃を・・・(遠い目)
自分はまだまだで、何者にもなれていなくて、何も残せていなくて、と打ちひしがれる思いもしましたが、同時に、このままじゃだめだ、もっと努力しなくては、とモチベーションを高めることができました。
忙しさを言い訳にインプットさぼってたかなーと。
もっと絵が上手くなりたいし、もっとデザインのこと勉強したいし、もっとかっこいいデザインをしたい!うわー!ってなってます。

そんなこんなで明日からの仕事、もっと頑張ろうと思います。

あと一週間、少しでも興味のある方はぜひ脚を運んでみてください。
そうそうこんな展示会ないですよ。


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