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【LASEK体験記】近視矯正手術を受けて裸眼生活になりました

LASEK(ラゼック)という近視矯正手術を受けて、裸眼で生活できるようになったので、その体験談をまとめたいと思います。
レーシックとか興味はあるけど、やっぱり目を手術するなんて怖い...」と思っている方も多いと思うので、体験談のひとつとして参考にしていただければ。

【重要】心構えと注意点

はじめに、心構えと注意点を書いておきます。
当たり前のことではあるのですが、念のため。お願いします。


● どんな手術もリスクはゼロではありません

いろんな術式があります。いろんな病院があります。
どんな手術もリスクは「ゼロ」ではありません
「100%完璧に成功する」ということはないです。

じゃあやらない、という選択もアリだと思います。
それによって得られる(であろう)リターン・コスト・リスクを、やらないままでいる場合のコスト・リスク・デメリットと天秤にかけて、自身で判断してください。

車に乗れば事故で死ぬ可能性はゼロではないけど、じゃあ車に乗らないかと言われたらそんなことはないだろう、ということで僕はやりました。
基本的には人間のテクノロジーを信じているので、それほど不安はなかったです。


● 信頼できる専門医の話を聞いてください

信頼できる専門医がいるクリニックで診てもらって、話を聞いてください。
単に値段の安さだけで選ぶのは危ないと思います。
あらゆるリスクも含めて丁寧に説明してくれるところがいいです。

積極的に手術を勧めてくるところも、なんだか怖いです。
「大丈夫」とは言い切れないなら、言い切らないでいてくれる方が信頼できます。
アフターフォローや術後の保障もしっかりついているところがいいと思います。

複数のクリニックで適応検査やカウンセリングを受けるのもいいかもしれません。
検査自体は無料で行ってくれるクリニックも多いです。

ちなみに、この記事は僕が勝手に書いているだけのものであって、クリニックのPRとかではないです。


● あくまでも自己責任でお願いします

これから書く内容は、あくまでも個人的な事例のひとつです。
眼の状態は人それぞれ違いますし、必ず僕と同じような経過を辿るわけではないと思います。

結論から言えば、僕の場合は特に重大な問題は起こらなかったですし、手術をして良かったと思っています。
だからといって、あなたの場合も「上手くいく」保証は出来かねますので、その点はご理解ください。


まずは無料適応検査

実際に手術をするかどうかはさておき、興味があれば、まずは専門のクリニックで適応検査カウンセリングを受けるのをお勧めします。

というか、検査を受けないと、自分がどの手術を受けられるかも分かりません
どんな術式があるかは後述しますが、実際に僕自身も、ネットで調べて「これが良さそう」と思っていた術式は適応しないと診断され、結果的に当初想定していたものとは別の手術を受けました。

視力や度数、眼圧、角膜の厚さのほか、素人にはよく分かりませんが、いろんな機械でいろんなものを計測します。
さらに医師による診察、手術の流れやリスク、費用等の説明をじっくり受けます。

ここまでやってもらった上で、どの手術をいつ受けるか、あるいはそもそも受けないかを決めます。
手術をしないことにしても、この検査やカウンセリング自体は無料なので安心です(有料のクリニックもあります)。

僕が行ったクリニックは、湘南美容外科クリニックと同じ系列が運営する新宿近視クリニックです。
湘南美容外科には以前からひげの脱毛で通っていて、(あくまでも主観として)対応の丁寧さ・クリニックの綺麗さ・医療行為としての施術等、一定の信頼感を持っていたのでここにしました。

やはり全く知らないところに行くのは不安がありますからね。
ちなみに、同系列で共通のポイントを利用できるのも加点ポイントでした。


近視矯正治療の種類

人間の眼はカメラのようになっていて、角膜を通った光が水晶体というレンズで屈折して、網膜のところで焦点を合わせてものを見ています。
水晶体の屈折率が大きくなっている等の理由で、遠くのものがぼやけて見えにくい「近視」の人の場合、網膜よりも手前に焦点が来てしまう状態になっています。

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近視を矯正する手術には、①角膜を削って屈折率を調整して焦点を網膜に合わせるもの と ②虹彩と水晶体の間にレンズを埋め込んで屈折率を調整するものがあります。

LASIK(レーシック)LASEK(ラゼック)ReLEx SMILE(リレックススマイル)といったものが①、ICL(眼内レンズ)は②にあたります。

細かい手術方法の違いはリンク先をご覧ください。
それぞれ費用や特徴が違いますが、前述したように、近視の度合いや角膜の形・厚さなどによっては適応しない手術もあるので、どれを受けるかは適応検査の後で決めればいいです。

僕はもともとReLEx SMILEを受けるつもりででしたが、検査の結果LASIKとReLEx SMILEは適応していないとのことだったので、LASEKを受けることにしました。

ちなみに、夜中寝ている間に特殊なコンタクトレンズを装着しておくと日中はレンズなしで裸眼で生活できる、オルソケラトロジーという治療もあります。
手術に抵抗がある方などはこちらも検討してみてください。
オルソケラトロジーを5年以上続けている友人も身近にいますが、今のところ特に問題なく生活できているそうです。


手術当日

ここから先は、実際に僕が受けたLASEKの体験談です。

手術日を決めたら、その前3日間はソフトコンタクトレンズの使用は禁止です(ハードコンタクトレンズの人はもう少し長かったはず)。
で、その前日と当日に、渡された目薬を何度か差して眼のコンディションを整えます。

手術当日は、再度いくつかの検査と診断を受け、問題がなければ控えエリアへ。
ソファに座って、数分おきに複数回、麻酔などの点眼をします。

準備が整ったら歩いて隣の手術室へ移動し、手術台に寝ころびます。
歯医者にあるリクライニングするイスと、MRIぐらいの大きな機械がある部屋をイメージしてください。

寝ころんだら目を開いたままにする器具で固定されるので、ひたすら真正面にある光を見て眼を動かさないように耐えます。
体感としては、両目で15分くらいで手術自体は終わります

麻酔をしているので痛みはありませんが、何かされているのはぼんやり見えますし、眼を触られているのも分かります。
僕は注射を刺されるときもガン見してしまうタチなので、「面白いなあ」と思いながらそれを観察していましたが、正直苦手な人にはきついかもしれないです。

手術が終わったら数分間また安静にして、再び点眼をして、医師の最終チェックを受けて帰宅になります。


手術後~1週間後

事前に受けた説明では、LASEKには以下のようなリスクがあるとのことでした。

・術後数日~1週間は痛みを感じることがある
・視力の立ち上がりが遅い(1週間くらいでほぼ見えるようになり、1か月くらいで安定する)
・暗いところで光がギラついたりぼやけて見えたりする(「ハロ・グレア現象」)

僕の場合、術後3日目~4日目が一番視界がぼやけて見えにくかったです。
痛みはほとんど気になりませんでしたが、街中の看板もPCの文字もほとんど読めませんでした。

重要度の高い打ち合わせの予定もあったので普通に出社して仕事をしましたが、正直かなりしんどかったです。
普通に生活していても少し疲れるので、前日~術後4日目までは、できるだけ仕事を休みにして安静にするような予定を組んでおくのをオススメします。

夜はハロ・グレアも結構きつかったですね。
車の運転も、術後1週間は控えましょう。

とはいえ、1週間くらいで日常生活には差支えない程度まで視界は落ち着いてきました


2週間後~1ヵ月後

手術後2週間も経つとかなり物がはっきり見えるようになります。
ハロ・グレアもほとんどなくなりました。

新宿近視クリニックでは、手術の翌日、4日後、1週間後、1か月後、3か月後、半年後と、術後も何度か定期健診があるのですが、1か月後の検診では両目とも1.25以上まで視力が回復していました

手術後数日は少し心配な状態が続きましたが、順調に視力回復したのでひと安心です。
改めて人間のテクノロジーのすごさを実感しました。


おわりに

元々はほぼ毎日コンタクトレンズをしていたのですが、やはり裸眼で物がよく見えるというのは非常に快適です。
旅行の時にもコンタクトを持ち歩く必要がないのは楽ですね。

では眼鏡も全く持ち歩かなくなったかというと、実はそうではなく、UVカットの伊達眼鏡やサングラスを持ち歩いています
手術から半年が経過するまでは、日中(曇りでも)はUVカットレンズで目を保護するようにと言われています。
半年経てば必須ではなくなるのですが、おそらくその後も、日差しが出ているときはサングラスをかけて外を歩くつもりです。

日本人は普段サングラスをかけない人が多いです。
暗い色の瞳は光に強く、欧米人よりも眩しさを感じにくいという理由以上に、文化的な側面が大きいのでしょう。
しかし、日本人も外国人も紫外線を浴びることで白内障などのリスクが高まるという点は同じです。
近視矯正手術を受けない人も含めて、もう少し眼のUV対策の習慣が広まるといいなと思っています。

やや話が逸れましたが、近視矯正手術は個人的にはオススメをしたいです。
手術費用は決して安くはないですが、医療費控除の対象になりますし、医療ローンも組めるので、自己投資として捉えれば、それほど大きすぎる負担ではないだろうと思います。

特に、20代くらい年齢層で、ほぼ毎日コンタクトで生活しているような人は、まずは一度、適応検査とカウンセリングを受けてみるのがいいんじゃないでしょうか。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。

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