フィルムカメラの製品品質
カメラの販売をするに、故障したカメラを修理しています。
壊れた箇所をメンテナンスするに、くみつけ直したり、油を刺したり、清掃したり・・・。
部品がダメになっている時には交換もいたします。
日本が誇るフィルムカメラを触っていると、日本製品が如何に繊細な作りになっているかを見ることができます。
(これは良い意味で言っています)
まず、部品が小さい、笑。
更に数が多い。
それらが組み付けてあり、それで手が混んでいる訳です。
量産製品の割には、かなり手が混んでいると感じます。
これをたくさん作るのは、かなり大変だろう・・・。
現在の量産品とは製造の感覚が相当に違うと思いました。
また、この製品の特長ですが、金属部品が多く使われています。
現在の製品はプラスティックが多く使われています。
金属部品はプラスティックに比べると劣化も少なく、つまりは「耐久性が高い」のです。
だから修理による修復が可能になります。
例えば、ボディの上部の部品です。
3次元的な部品が金属で構成されています。
通常は張り合わせであったり、組み付け構造ですが、一つの部品で構成されています。
金属部品なので、磨けば綺麗になります。
上の上下の写真を比べれてみればわかります。
上は清掃前、下は清掃後。
初めて分解して「磨き」を入れた時には感動しました。
こんなにもきれいに生まれ変わるものだと思い、
修理・メンテナンスのうち、「磨く工程」が私にとって「楽しい作業」にもなってしまっています、笑。
完成したカメラは、ほんと素晴らしい仕上がりになります。
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