育ちの良い人の毒舌が好き。
育ちの良い人の毒舌が好きだ。
詩人、茨木のり子さんが
パンツ一枚で
うろうろしたって
品のある人はいるもので
と詩の中で言っていたが、私の理想の異性はまさにこんな感じの人だ。
表面が多少荒れていても、内面から醸し出される良いものを感じられる人が好きだ。
(『パンツ一枚』っていうのが、頭に被った一枚だったら話は別。)
ツッパってるけどお箸の持ち方が完璧とか、
エキセントリックな格好をしているけど、玄関では脱いだ靴を必ず揃えるとか、
きちんと大事にされて、きちんと育てられたんだろうな、と思わせる魅力のある人の話は何故か総じて面白い。
たとえ毒舌であっても、お下品なお話であっても、透き通った優しい清らかなシャワーを浴びている気持ちになる。
そういう人に会うと、
「またお話したいな」
「お話したいって思われる自分になりたいな」
と思う。
品の良さは1日にして成らず、なので、まずは靴を揃えたり、
なくなったトイレットペーパーを積極的に補充したりすることからはじめるね。