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何もかもめんどくさいを脱出できるか

 「もう、家事に飽きたよ」とママ友と久しぶりに立ち話をした。息子が子供のころからバレンタインデー&ホワイトデー交換をやっている。息子たちじゃなくて母同士で。先日、チョコを交換しながらの会話。いつもならランチに行って4時間ぐらい喋りまくるのに、この1年とちょっと、それもできていない。久しぶりのおしゃべり。寒風吹きすさぶなか、マスク越しの立ち話だったけど、お互いのうっぷんを晴らして元気になった。やっぱりママ友ランチは必要不可欠。

 その時の主題が「家事は飽きた」ということ。お互いに仕事をしているし、息子は同い年だけど彼女には今度中学生になる娘さんもいるから子育て中だし、そしてお互い高齢の親の面倒も見ている。必要以外の外出をしないから家で過ごすことが多く、必然的に家事をこなす。その家事に飽きた、という話。ご飯作るとか掃除するとか、ひとことでいえばそれだけなんだけど、料理をすれば洗い物が出るし、キッチンは汚れる。家族が家にいる時間が長いから家の中も散らかる。ホコリが目立つから掃除機をかける回数が増える。トイレ掃除の回数も増える。なんかずっと家のことをやっている。そんな毎日に飽きたのだ。

 料理を作るのは苦にならないが片付けが嫌い。家族が自分の時間を過ごしているのに、私だけ洗い物やって最後に排水溝まで掃除して。ゴミをまとめたり、トイレマットやお風呂の足ふきマットを洗濯したり、お風呂の排水溝を掃除したり、そういうのってものすごく手間がかかるのに誰にも気づいてもらえない仕事。誰も排水溝の蓋を開けて「きれいになったねー」なんて言ってくれない。そのママに、「あの、歯の歯垢が赤く残っているのがわかるクリームみたいに、きれいにしたところに色が着くとか光るとか、そういうのがあるといいねー」なんてドラえもんのポケット的なことを言われて大笑いした。

 シャープさんのブログ?「寸評恐れ入ります」を愛読しているが、先日の話に「家事はめんどくさい」と書かれていて大きくうなずいた。ほんとにめんどくさい。シャープさんのおっしゃるように、めんどくさいけどやらないと終わらないのが家事だ。しかもどんどん積み重なっていく。積み重なる前に片づけないと大変なことになるのがわかっている。しかも家族がいると被害が大きい。だからやるしかない。そして、シャープさんなるほど、と思ったのが「家事は前倒しできない」ということ。仕事なら優先順位つけて余裕のある時に前倒ししてこなせるが、家事は必ず後からやるものなのだ。食べたから、片付ける。洗濯したから、干す。汚れたから、掃除する。そこに優先順位はなくて、すべてやらないといけない。うちの家族は「多少汚くても気づかないしかまわない」という人たちだ。綺麗が好きな私にはそれが我慢できなくて、結果、自分で動くしかない。ああ、めんどくさい。

 家のことがめんどくさくて、そして飽きてしまったママ友と私。最近なんかいろいろつまんないねーという会話。

「なんかさー、テレビも飽きたしね」

「そうそう、見すぎたというか、新しいドラマ見ても『ああ、この展開、前に見たな』っていうのばっかりだよね」

「そうそう、どれも似たり寄ったりで」

「アニメの方が楽しいね」

「うん、アニメにはまっているね」

「そういえばラグビーが延期になって、ああ、退屈してるだろうなあ、って思ってたよ」

「そうなのよ、ほんと、早く始まってくれないと」

「スポーツみたいな筋書きのないもので感動したいね」

そう!それ!私に必要なものは感動。この飽き飽きする毎日にちょっとした感動が欲しい。ということで、来週やっとトップリーグが開幕する。お願いだから無事に開幕して、そして毎週末が楽しみな毎日を送らせてほしいと願う。ママ友、ありがとう!退屈な毎日から脱出することを思い出させてくれて。終わらない家事はどうしようもないけど、少なくとも毎週末が楽しみになれば、ちょっとは明るい気分になるかな、ということで久しぶりにnoteに向かうことができたのでした。

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