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San Miguel で乾杯。 ~ day 76 (2019.09.26)

「 1000枚のビールのある風景 」
1000日間、毎日呑むビールの写真をあげながら、ビールそのものの話だったり、その日の出来事だったりを文章にしてます。
76日目。これまでのログは → こちら

なりゆきに任せていたら、深圳に向かうことになりまして…
香港国際空港で、深圳福永港行きのフェリーを待っているところです。香港といえば、例のデモはどうなっているんでしょうか?関空→香港のCXは、定員からはおよそ半分ほどの乗客で空席が目立ちました。空港も、イミグレを越えた保税区の中は静かなものです。

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フェリーの出航まで1時間半ほど。手持ち無沙汰なので、構内のコンビニで、なつかしの San Miguel を買いました。ブランド自体はフィリピンですが、これは香港で醸造されている、いわゆるライセンス商品です。
香港ローカルの飲食店、特に中華料理では、ほとんどこれが置いてあったように覚えてます。スッキリしているので、油っぽい料理や蒸し暑い風土と合います。これだけで呑むと、水の代わりみたいなものです、笑

さてこれから向かう福永港は、香港にいた時には週に1回は通っていたところ。
今回は香港空港から乗りますが、当時はもっぱら尖沙咀の中港城の港からでした。約1時間の船旅、そこから現地のスタッフにクルマでピックアップしてもらって、東莞・珠海・広州あたりの工場に。日によっては2〜3件のハシゴも。
新商品の開発の打ち合わせや、出荷前の検品が主な仕事でしたが、なによりも移動の時間が長かった。ただ、4年いた間にインフラがどんどんと整備されていって、最初は土ぼこりをあげながら片道4時間くらいかかっていた工場が、最後の方には高速道路で2時間かからない、なんてことにも。
当時は、中国は世界の工場と言われていたころで、安かろう悪かろうから、ユニクロの「匠」たちが工場に張り付いて技術指導をしていることが話題になっていたころ。
一方では、ディズニーを始め世界中に影響力のある大手が、劣悪な労働環境や児童労働を問題視し始めて、環境が少しずつ変わっていく過程を実感してました。私たちがお願いしていた工場は、まだマシな方だったと思います。

あれからわずか15年くらいの間に、この国はさらに劇的に変化をしてるんでしょうね。

さて、福永港行きの船に乗り込む時間です。ごちそうさま。


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