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Instagramを日本と海外で比較したら日本の特異性が見えてきた件。

こんにちは!
今回は皆さんに日本がいかに世界から見て不思議な国か
Instagram発信の観点から実感していただこうと思いまして。
このnoteを読んでいただくと、もしかしたら
「日本って便利だな」と思うかもしれないし、
「日本って、考えすぎな国だな」とも思うかもしれません。
ではスタート。

日本のIGコンテンツは「人が読む」前提で作られている

日本のインスタ運用には大体3つくらい型がありまして、
①ブランド型:めちゃ綺麗なクリエイティブで敷居高めのブランディング感
②メディア型:おすすめ〇〇3選!とか〇〇の仕方!とか
③UGCアカウント:ブランドに集まったUGCをひたすら投稿

この中で日本で圧倒的に多く、集客しやすいのが②のメディア型です。
私も最近カバンを新調しましたが、インスタでそういうメディア型の投稿見漁りました。「#通勤バッグ」とか「#トートバッグ」って検索して。
そしたらこういう投稿がたくさん出てきます。

日本ではどんなジャンルでもこういう読み物系コンテンツに溢れています。
ではでは、英語で通勤バッグと調べるとどうでしょう。
言い方はいろいろありますが今回はcommuter bagでいきます。

読み物系コンテンツは出てこず、写真や動画で表現されているのがほとんどです。
隣に座っている英語ネイティブの同僚に聞くと、「日本はどうして人に読ませるの?すごくストレス。。」と言っていました。(衝撃!)

そう。日本のコンテンツは「人様が時間と労力を使って自分のコンテンツを見る、読む、理解する」ことを想定してできているのです。

英語圏ではインスタをはじめとするソーシャルメディアは、
非常に人の5感に正直に享受される傾向にあります。
「読んでもらって理解してもらう」事より、
「直感的に自分の事のように感じてもらう」事を重要視しているのです。
だから、文字で訴えかけるコンテンツはあまり存在しません。

これは地理的な特徴もあって、
日本は外国の方はいますが日本語をほぼ全国民が使うのに対し、英語圏は人種のるつぼですから当然英語が聞ける人、話せる人、読める人、書ける人ぞれぞれいます。
「全員が読める」事を前提としたコンテンツは流行らないわけです。

じゃぁ海外ではどのジャンルでも読み物系コンテンツは流行らないのでしょうか?
実はそうでもありません。
マーケティング、経営、経済、ITやAI関連のアカウントはほとんどが読み物系コンテンツです。

生活関連の話題はビジュアルや音声で理解可能なコンテンツ、
ちょっと小難しい話題は読み物系コンテンツと、しっかり使い分けられていることがわかります。料理のレシピなんかはどちらも存在しました。

ちなみに日本ではいまだに正方形でコンテンツ作成されるケースが多いですが、英語圏では読み物系コンテンツのほとんどが5×4のサイズで作られています。サムネの表示範囲さえ気をつければ開いた時により多くの情報を掲載できるからです。
前後の投稿に目移りさせず、自分の投稿に集中してもらう狙いもあります。

ということで、いかがだったでしょうか?
今回はとってもわかりやすい例だったと思いますが、次回からは企業が国内と海外向けにどんなSNSマーケティングを行っているかを調査してお伝えしたいと思います!
ではまた!

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