見出し画像

手に届くメタバースなんて、まだ何もありませんが…

どうも、みことのは です。
最近、いろんな広告(特に古い紙媒体のやつ)で【メタバース体験!】みたいな見出しを見かけます。

見かけるたびに、『えっ?本当に?』とか『意味を理解して使っているのかなぁ?』と思ってしまいます。

確かにGAFAや国の方針にもメタバースやDXなど、新たなキーワードが飛び交い始めたので、それに興味を持った方々が飛びついたのだとは思いますが、そうなると、嘘みたいなのも出てきますよね・・・。

正直、実装できそうな実力と語れる夢を持つGAFAですらもう少し先の話だと思っているのに、電車のつり広告でメタバース!なんて文字を見ると、

『えーーーーーー? うそーーーーーーーーん』ってなります。

そこで、簡単にメタバースに対する知識を、浅くではありますがまとめておこうと思います。私も仕事で少し学んだ程度で専門家では無いので、ニュアンスの違い、勘違いもあるかと思いますが、細かい所はご容赦を。

1、メタバースとは


メタバースとは、大まかに言えば【仮想空間】です。
メタ(超越)とユニバース(宇宙)から作られた造語。その【世界】の中で我々はアバター(仮想空間で動く自らの化身)を作り活動します。

そこで事業活動が行われたりサービスが提供されたり、もちろんお金のやり取りが発生したり。

あたかもその空間でみんなが暮らす体験をする事によって、【生まれるコミュニケーションやコミュニティ】に期待されているものです。

2、なぜ、早くもメタバースが存在する様な宣伝をしているのか?


実はこのメタバース、現実世界や、いままでネット上で行われていた事を、より【実在する世界で生活できているかの様に】創り提供するのがメタバースだと私は解釈しています。

よって、今存在する技術やサービスを(広い意味で)メタバースと謳っても、嘘にならないと言えば嘘にならないんでしょうね。

この広い意味で・・・というのが厄介。キュウリとスイカが同じウリ科の植物というくらい広い意味です。

だって、【アバターを活用した仮想空間でのコミュニティ】を広義な意味で捉えれば、任天堂さんの【どうぶつの森】みたいなのもメタバースでしょうが、あくまで【広義】。広く広く解釈すれば・・・という意味なので、本当のメタバース実装はもう少し先の話だと思います。

今現在、社会でメタバース!と銘打っているものは全て、これまでに既にある技術やサービスをメタバースと言い換えているだけ。

実際に、渋谷のスクランブル交差点付近や、池袋駅のサンシャイン通りまで、大阪梅田駅周辺を【仮想空間の街】に仕立て上げて、メタバース感を出している事業もありますが、あれはまだ街の外側を描いているだけ。街の中身なんて全然出来上がっていませんし、一気に人(アバター)が増えるとパンクするので、イベント時にしか開放しない街もあります。

簡単に言えば【バーチャファイター】が世に出てきた際、画面の下に【※現在開発中の画面です】と書かれているのと一緒。

広義な意味で言葉だけ使ったメタバースも、市場にはこれからどんどん増えて来ると思いますので、騙されない様にしないといけませんね。

ちなみにVRは、【仮想現実】です。似ている様に思えますが、実は言葉が足りないだけで、本当は【仮想現実を体験できる技術や道具】の事を指します。

空間と道具、全く違うものですよね。

【ソードアートオンライン】や【シャングリラ・フロンティア】の様なマンガやアニメの中で繰り広げられている事は実現できていませんし、そもそもメタバースにVRゴーグルなど不要とも言われています。

今はまだ風呂敷を広げ、未来への希望を見せて、みんなでワクワクしながら妄想し歩き始めている段階。

歩ける世界が広がった時、間違えずに楽しめたら良いですね。
私も、この記事の解釈が間違っていたら、頑張って修正します(汗)!!

では、また。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

サポートして頂ければ、嬉しい限りです。今後の活動のために活用させて頂きます!