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▽きしねんりょがしんかした!
最近日々迫り来るドデカ希死念慮と戦っている
いや、私の希死念慮なんてドデカといっても精々ダンゴムシがスーパーボールに進化した程度のものかもしれないがとりあえずドデカ希死念慮(当社比)とバッチバチに戦っている。
これまでは背後からにじり寄ってきていたダンゴムシがいきなり四方八方から飛んでくるスーパーボールに進化してしまった。
弾き返しても弾き返してもまた跳ね返ってくるもので終わりのないだむだむスーパーボールとの攻防に次第に脳みそがそれ一色に染まっていくのを感じていた。
というか今までならある程度の時間が経てば出口からお帰り頂けていた希死念慮さんが一向に出ていかない
それどころか気づけば床いっぱいに希死念慮様御一行がいらっしゃる。
なんだ、お前泊まっていくのか?
うちベッド1個しかねえから、さ、お前ベッド使えよ俺はソファーで寝るから
というBLテンプレ攻めムーブをして逃れようとしてもテンプレ受けばりに引き止めてくる。
もうくっそ怖い、逃げられないゾ☆感がすごい
まじしんどい、死にたいと思う気持ちも
それを思ってしまう私も
仕事も、お金を費やさないと趣味と認められない趣味も
減らない借金と増えない収入も
そんな風に何となく生きていたら
気づけば色とりどりの希死念慮が私をがっちり固定して首から下は希死念慮に塗れていた。
身体を圧迫するその圧がしんどい、オマケにこいつら「早く楽になりなよ〜」と囁いてくる。
解放されるには希死念慮くんに押し上げられた事によって手が届きそうな距離まで近づいた天井にひっついた「この世とサヨナラ」スイッチを押すのがいちばん手っ取り早い。
楽になりたい、早く全部の圧から解放されたい。
そんな考えにどっぷり浸された脳みそなものだからある日の出勤途中、目の前をビュンビュン走る車を見て突然「あ、飛び込んだら死ねる」と気づいた。
「痛いかなぁ、痛いよなぁ、運転手に迷惑もかかるよなぁじゃあ今じゃないか」と思っているうちに信号は青に変わりまた会社へと足を進めた。
結局こうして今日も生きている。
ただ何となく生きている。
明日からも仕事だけれど、生きてしまっているのだ。
漫然と
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