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ママちゃんと俺の5年愛戦争(仮) 5

デイケア探し 2

別の所もみたい!という事で当初の予定通りもう一つのデイケア事業所にレッツラゴーすることにした。
そこは、家からはちょっと離れた場所に数件デイケアを展開していて、
前の所が幼稚園的としたらこちらは基本「家庭的」。
一軒家の民家に少人数が集まって自由に過ごすといった感じ。
肩肘張ることなく過ごせるので、俺的には凄く良い感じだと思った。
しかし、母親は違った。
「なんか面白くないから駄目ね」
「はっ?いやいやなんか自由で良くない?」
「暗くて嫌、雰囲気とかさ、帰ろ」
もう辞めてえ!である。
昨日はあんなに機嫌も良くてはりきってたのに。
数件ある内の2、3軒回ってこれである。
でも俺的に見ても母親に会ってるきがした。
「だからもう一軒だけみてみようよ」と説得に説得を重ね行くことにした。
そこは、自宅からちょっと離れていたが、今回でピカイチに雰囲気、明るさ、最強に良い。
そして責任者の女性が美人!(俺的にはちょっと好みのパーツを兼ね備えたオーナー)
「どう?」
「んーん?イヤ悪くないねえ」
「でしょ?」(俺が言ってどうする?)
「じゃキープで」
俺は何故かガッツポーズを心の中でしてしまった。けして下心からではない事をここに記しておく。

まぁそんな感じで、2、3カ月かけ、色々な所見学させてもらった。
しかしどこも一長一短で決め手にかけていた。
「行くのはママなんだから自分で決めなよ」
「うーん」
しばらくパンフレット見つつ悩んだ末「これ」とあっさり。
俺に差し出されたパンフレットは2つ。
「最初行った2軒で」
「え?」
「どっちかで悩む、決められないよ」
「じゃあ両方行ったら」
介護保険と認定数で使えるお金の額が変わる。
母親は行けて週3回。
月水金に行くことにした。
月金が、家庭的な所。
水が幼稚園的な所。
決める時はあっさり決まる。
この長い冒険はあっさり終わった。
(あっちなみに、家庭的な所が週2回になってるのは本人が決めた事でけして、俺が強く勧めたり、美人の責任者の女性に会いたいからなどという邪な思いがあった訳ではないので)
本当やれやれである。(?)決まって良かった。

続く。


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