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noteを書く事になったキッカケ

初めてnoteを書く事になったキッカケを書きたいと思います。

それは、アウトプットの量を増やすためであり、日々の学びや感じた事を同じ悩みを持った人に伝えられればと思ったからです。典型的な日本人の私は、2013年に日本を飛び出してベトナムに移住しました。その時から、それまで考えた事もなかった、日本人としてのアイデンティティを感じる事になるのです。

まず、衝撃を受けたのは、ベトナム人が自国を愛しており、それを自慢げに誰にでも話すところを見て驚きました。日本では、誰も日本の事を話しません。それどころか、アメリカやヨーロッパの話ばかりで自国の状況や歴史について真剣に学ぶ事もそれほどありません。

ベトナムで感じた、アイデンティティを持つ美学や自国を愛し、それを表現する素晴らしさを学びました。それから3年半後、ひょんな事からインドへの移住が決まり、そこで生き方そのものを変えられる衝撃を受ける事になります。

ベトナムに住んでいた頃、自らのアイデンティティを表現してもいい事を学びましたが、インドでは競争が全てでした。日本がどれほど恵まれており、内需に支えられた本当に閉ざされた空間であった事を実感するのです。インドでは、カーストによる差別が法律によって禁止されていますが、未だに生まれた環境によって、人生が決まってしまう現実を目の当たりにしました。

ただ、それを乗り越えるために人々が新しい産業であるITに命をかけ、新しい職業として、圧倒的な発展を遂げていました。それは、日本は愚かベトナムも全く太刀打ちできないレベルで発展しています。

それは、なぜか。

シンプルにITの領域では、カーストが存在しません。英語が話せなくとも、サービスを作る事ができる人間が圧倒的な支持を受け、大金を手にする事ができる言わばインディアンドリームなのです。だからこそ、IITのみならずテクノロジーを学んだ学生は事業家を志し、自らの希望を実現しようと必死になります。

そのカオスでもあるインドの中心にいながら20年ぶりに訪れたアメリカで、それとは全く違うレベルの衝撃を受ける事になります。アメリカでは、もちろん世界最先端の技術を駆使したプロダクトが日々生まれ続けています。ただ、日本人が投資家として存在する100倍以上、インド人コミュニティは圧倒的な存在として君臨しています。

Microsoft、Adobe、Googleという名だたる企業が社長としてインド人を迎えている背景を理解しました。シリコンバレーでは、10年程度の経験を持ったシニアエンジニアは簡単に億単位を稼ぎ出します。それも給与のみで。そこにストックオプションがついて、さらにボーナスも支給されます。

それと同時に、家を買うとなると簡単に2−3億円はします。町中にTeslaが溢れており、地球を救うという名目で最低でも1,000万円はする高級車が予約で完売するほどの状況です。そんな街で、一番のプレゼンスを誇るのがインド人コミュニティなのです。

個人的に感じた事としては・・・

・ハングリー精神

・家族の存在

特にこの2つの違いを感じます。もちろんですが、カーストが色濃く残るインドでは、下克上と言って良いほどテクノロジーの世界で大成する事の意味は想像を絶するものがあります。それは、ハングリー精神というチープな言葉で表す事ができないほどです。

また、特に日本人との違いを感じるのは、愛国心もそうですが家族の存在です。アメリカでもドバイでも、成功しているインド人は漏れなくインドの家族に大金を送っています。アメリカやドバイで成功し、家族を養うという明確な目的がある以上、少々の事ではヘコタレナイのです。

ベトナム、インド、アメリカ、ドバイで学んだ事から、日本人の将来を憂うだけでなく、これを伝えていかなければならないと痛感しました。日本から一生出なくても裕福な生活が保証されており、十分な内需に守られて生きてきた日本人は戦闘能力を失ったと言える状況だと思います。

まず、我々は世界に出て、何が起こっているかをその目で見る事から全ては始まると確信しています。少しでも多くの若者が日本の外に興味を持ち、日本の将来を担う覚悟を持って、ハングリーに家族のために戦う人々と横並びで勝負出来るようにしなければなりません。もちろん、人生は勝ち負けではありません。ただ、このままでは日本が世界に貢献する事ができなくなるでしょう。

その証拠に、ドバイで参加した世界で2番目の規模を誇るGitexでは、日本のプレゼンスをほぼ感じる事はなく、インドを中心に、中国・ロシア・韓国や中東各国ばかりが目立っていました。2年毎に自らをアップデートしなければ戦えないテクノロジーの領域で、外に出て学ぶ機会を得る事を強く提案したい。

日本人として、地球人として世の中に貢献するため、これからも外で通用する人材であり続けるため、努力をし続けたいと思っています。それだけなく、いかに世界で戦う事が面白いかを伝えていきたいと思っています。

「若者よ、世界を見て羽ばたけ」

これからも、ドメスティックな日本人がグローバルと日本の未来について語っていきたいと思います。

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