見出し画像

MIALK神谷町 XR体験会レポート💡

こんにちは、三井情報 公式note編集部です!
三井情報(MKI)は、森トラスト様とスマホアプリ「MIALK 神谷町」による、神谷町(*1)エリアの活性化に向けた実証実験を2024年1月22日(月)より開始しています。

MIALK(ミアルク)紹介ページ
https://www.mki.co.jp/solution/mialk.html

MIALK実証実験についてのリリース
https://www.mki.co.jp/news/solution/20240122-1.html
MKI広報メンバーでのMIALK体験
https://www.instagram.com/p/C209p5iI5u3/?img_index=1

先日、本実証実験のスピンオフ企画として、森トラスト株式会社、株式会社メビウス(*2)、MKIの3社にて「MIALK×XR(*3)デモ体験会」を実施しました。今回は、その様子をレポートします📝。

*1:MKI本社の最寄り駅のひとつが日比谷線 神谷町駅です。MKIは、神谷町にゆかりを持つ企業・団体が連携し、新たな価値創造に向けたコミュニティ活動を促進することを目的に、森トラスト株式会社が中心となり発足した「神谷町God Valley協議会」に加入しています。
*2:株式会社メビウスは新潟を拠点とするMKIの連結子会社です。今回の企画ではメビウスが開発したXRアプリを利用しました。
*3:XRはVR(Virtual Reality)や AR(Augmented Reality)等の技術の総称です。

体験会当日の様子

体験会当日は、前日の春の嵐から一変して快晴に恵まれました。森トラストさんのモダンな本社会議室に3社が集合すると、メビウス林さんより、XR体験会の目的と当日のスケジュールの説明がありました。メビウスにとっても、都会の街中でリアルに実証を行うのは初めてとのことで、不安と期待の入り混じるスタートとなりました。

メビウスXR事業責任者 林さんによる体験会の説明
ドキドキの体験会スタート

まずは手ほどきに、森トラストさんの本社が入居する東京ワールドゲート神谷町トラストタワー前で、タブレット上のXRアプリを起動。ビルを映すと見事にバーチャルな画像がリアルな画像に合成され、様々な案内が画面上に映し出されました😆。

東京ワールドゲート神谷町トラストタワーにバーチャル画像が合成

今回のXRデモアプリは、国土交通省が様々なプレイヤーと連携して推進する、日本全国の都市デジタルツイン実現プロジェクト「PLATEAU(プラトー)」が提供しています。建築物、道路、土木構造物等の現実の都市に存在する様々なオブジェクトの三次元形状と意味情報をパッケージとして記述した地理空間データ(3D都市モデル)を活用しているので、リアルな構造物とバーチャルな画像がほぼずれなく合成され、街中を迷うことなく回遊することができることが確認できました👍。

バーチャル画像は静止画だけでなく動画、アバターによる案内なども提供されていて、実用されれば、初めて訪れる場所も迷うことなく楽しみながら回遊することができそうです🤗。
また、地上の目に見える情報だけでなく、建物に隠れた構造物や、地下にある店舗等の情報も、PLATEAUにより提供されるデータに基づき、正確に把握することができる点も先進性を感じました。

神谷町回遊中のバーチャル画像

東京ワールドゲート神谷町トラストタワーから神谷町駅を経由し、MKI本社が入居する愛宕グリーンヒルズMORIタワー前に到着。東京のシンボルである東京タワーを同様にXRアプリが稼働するタブレットでかざすと、これも見事にバーチャル画像が東京タワーに重なり、様々な装飾情報が東京タワーの周りに表示されました😍。

東京タワーとバーチャル合成画像

XR体験の感想

その後、MKI会議室へ移動し、短時間ではありましたが街中でのXR体験の感想を森トラスト中村さんからお聞きしました。

感想を述べられる森トラスト広報 中村さん

「まずは驚いた」という一言💡。リアルとバーチャルの精密な融合に利便性の高さと今後の活用性への期待を感じたそうです。特に都心においては情報量が多く、それを単純に取捨選択するのは難しい点をこのようなXR技術を活用することで素早く目的地へ到達できたり、探しているものを見つけ出しやすいといった効果が狙えるのではないかとのことです。
課題としては、混雑した場所で立ち止まって利用する際の配慮、また歩きスマホ利用となる危険性を回避する施策が必要では?とのことでしたが、実際にはリアル画面を通しての利用になるので、利用者本人からすると周りもしっかり見えているという点はメビウスからフォローがありました😉。

リアル画面を通してのバーチャル画像

今回はタブレットを利用したバーチャル体験でしたが、今後スマートグラスの小型化(メガネ、コンタクトレンズ型)等によるスマートデバイスの普及により、安全面含めた実用性の高い使われ方に変わっていくものと思われます。MIALKアプリとの連携の可能性についても、スタンプラリーやゲーム性のある利用において、より付加価値を高める機能としても期待したいと。また、防災情報(避難場所や避難ルートの案内等)の提供の観点でも有用性が高いのではないでしょうかとのことです。
全体として、当初イメージしていたよりもワクワク感を体感できたことにはあらためて驚きを隠せなかった様子でした😊。

尚、本格的に導入を検討するとなると、例えば店舗情報を取り込む場合は、一部の店舗のみならずその地域全体の店舗の情報を取り込む必要があること、またそれに合わせ街全体の情報を取り込む必要があることから、一部の企業・団体だけで普及できるものではない点も、今回課題として得られたところで体験会は終了となりました。

今後に向けて

「まちづくり」は様々なステークホルダーの関与により実現できるもので、現在実証実験中のMIALK神谷町や今回のXR体験会もその手段にすぎないという点を改めて認識し、考えさせられる機会となりました。
今後は2024年4月末迄のMIALK神谷町の実証実験とその結果・効果測定に基づき、森トラストさんとMKI間で本格活用について協議していくことになります。今回のXR体験会を通じて得られたものも含め、議論を深めていきます🙌。

今回のデモアプリを開発したメビウス村川さん

MIALK神谷町のご案内🚶‍♂️🚶‍♀️🚶‍♂️

MIALK神谷町は2024年4月末迄を実証実験の期限としていますが、森トラストさんによると、神谷町界隈での春イベントでの活用等も検討しているそうです。まだ利用されていない方々にも是非以下よりアプリ導入のうえ利用頂きたいとのこと。
皆さんもMIALKを使っての神谷町での街歩き、いかがでしょうか?

※参加には森トラストグループ提供の「TOKYO WORLD GATE CoCo Lounge」LINEより、本サービスのダウンロードが必要となります。
以下のリンク、及びQRコードよりCoCoLINEを友達追加いただけます。

リンク: https://lin.ee/JRmL8a4