![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122134141/rectangle_large_type_2_f8f89a793c5699eec7d249ed9d195c90.png?width=1200)
たまにはいいこと言うじゃん!! オヤジさん
息子が骨折をした時、何がきっかけだったのか、どういった状況だったのか話をした時のこと。
私の主人は、出張ばかりで日曜日しか家にいない。なので子供達に何かあっても、顔を見て話せるのは日曜日だけ。でも14歳の息子は日曜日こそテニスの大会や遊び、塾の勉強会などで忙しい。
なかなか親子の時間が取れない日が続いていた頃に、こんなことが起きてしまった。
ケンカのきっかけ、状況は顧問の先生から電話で聞いていたが、本人の口から主人には説明させた。昨日ことでも気が立っていたし、ケンカの順序なんてはっきりとは覚えていない息子はゆっくり話を進める。
「相手がバンバン頭を殴ってきて……」
といった時
「ちょっと待って!! 本当に殴ってきたのか?? それとも叩いてきたのか??」
「……。」
息子は言葉に詰まる。そして
「あ!! 叩いてきて…」
と言いなおした。
「殴ると叩くじゃ、その場にいなかったパパとママにはイメージが違って聞こえるんだよ。その場にいた〇〇は、殴るでも叩くでもどっちの言い方でもなんとも思わないかもしれないけど、パパとママはその場にいなかったんだから、〇〇の言葉を聞いてその時の状況を想像するの。その時、殴ると叩くじゃ全然意味が違ってくるよ。」
黙る息子に主人は
「言葉は少し違う言い方をするだけで、人によっては捉え方も変わってくるんだよ。〇〇にとっては大したことなくても、相手にとっては傷つくことだってある。自分が伝えたい想いは特に、きちんと考えてから話しなさい。」
(おぉぉ!! たまにはいいこと言うじゃん!!)ちょっと主人を見直した。
息子もこの言葉をスーッと心に落とし理解したようで、明日の部活前にみんなに自分の想いを話したいと言い出した。そして、言葉を間違わないようにと紙に想いを綴る息子。(自分では書けないから私が書いた…。)
その内容は、謝罪や部活の仲間を大切にしたいと言うものだった。
(こんなことを経験し学びながら大きくなっていくんだな。人間って。トラブルもたくさん経験してた方がいいかも…w)
しかし、普段冗談しか言わず娘からはゴリラ扱いされている主人がこんな素敵なこと言えるなんてびっくりしちゃった。オヤジらしいことできるじゃん!! 感動した。
きっと主人もいろいろなケンカやトラブルを経験し今の言葉があるのだろう。
これからも頼りにしてますよ! オヤジさん!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?