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『やればできる』

は、誉め言葉ではない。

2020/05/24 46日目

我が家の娘氏、とてもおしゃべり。なのだけど、滑舌が悪いというか、発声に難あり?

年少組の1年間、様子を見てみたのだけど一向に改善されず、年中組に上がる直前の2月に自治体の保健師さんと面談を行いました。結果としては、発育・発達に遅れがあるわけでなし、小学校に上がるまでに自然と追いつくだろうとのこと。

その面談の席で保健師さんに言われたのが、今日のタイトル。そういえば3ヶ月経つのかと、ほんのり思い出してました。

曰く、「『やれば出来る』は、子供が出来ることが前提になっている言葉。出来て当たり前のときに出てくる言葉なので、子供にとって誉め言葉にはならないんですよ」とのこと。目から鱗が滝のように流れ落ちました。それまでずっと娘に「やれば出来るじゃん!」って言ってたよーーーーーーーーーーごめんよ娘ーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!

面談でのこのお話以降、娘が何か達成すると「すごいね!」「さっすがー★」みたいな貧相な語彙で誉めておりますが、「やればできる」の一つが減ったくらいでどうにもならなくなる語彙の少なさではなかった。少ないバリエーションが少なさを現状維持するだけです。問題ない。

我が家ではわたしの心情的な関係で第二子以降を望んでいないので、娘は一人っ子のままです。それでも園の下のクラスの子を見て、自分はもっと出来る!お姉さんだから!!と自らを鼓舞しているようなので、新しく出来るようになったことがあると、「年中組のお姉さんだもんね、すごいね、かっこいいよ」と言ってあげると、とても嬉しそうにします。わたし自身が中間子として「上の言うことを聞け・下の世話をするのは当たり前」と育てられてきたので、押し付けるような育児はしたくないな…と思っているのです。(きょうだいを与えないことは親のエゴを押し付けていることだとは思いますが、それはそれ)

人を誉めるってさ、難しいよね。って、何歳になっても思います。何かをsageないと対象物をageられない人もいますが、比較もせずに手放しで誉めることが出来る方、心の底から尊敬します。

よろしければご支援ください。娘や猫たちのおやつがグレードアップします。