見出し画像

メダカ飼育方法の今昔

僕は2021年の7月からメダカ飼育を始めました。それまで魚などの水生生物も飼った事もない為、知識も全くない状態からスタートして、主にネットで情報を漁り、試行錯誤しながらメダ活してきました。

○○が良いと聞けばそれを試し、○○が良くないと聞けばその要因を除外し、いろいろな商品も購入して試してきました。今年はメダカ飼育三年生になり、昔はやっていたけど、今はしなくなった事って結構あるので、その変遷を書き綴ってみようと思います。


採卵方法の今昔


卵を産卵床から一つ一つ回収、容器の底の卵も見つけて回収し、それらを有精卵と無精卵に分けて、付着糸を取るためにネットの上でコロコロして、さらにメチレンブルーの入った水で管理して徹底したカビ対策をしていました。

数少ない卵の孵化率を上げたい場合はアリかもしれません。メチレンブルーにつけなくても水道水を毎日変えるのもカビ対策では効果的です。


産卵床につけたまま、針子育成容器にドボンで終わり。品種ごと隔離ネットで分けて、大きめの容器で一括管理。カビてしまう卵もありますが、それはきっと自然下でも同じ様にカビてしまうと思うので、産まれてこない個体なのだろうと割り切っています。

効率を重視するなら親抜き(ペアリングしたメダカを一つ目の容器で管理して卵を産ませ、そのペアを次の容器へと移動を繰り返していく方法)が一番かと思いますが、容器の数が増えるのがデメリットでもあるので、ウチではやっていません。できません。


粉餌給餌の今昔


100均のスパイスケースに入れてフリフリ。


ピンセットで掴んでパラパラ。

色々な餌をその日の気分で給餌しています。そうなるとスパイスケースでは数が増えまくってしまうので使わなくなりました。


メダカの飼育水の今昔


グリーンウォーター最高! 植物プランクトンが餌にもなるし、有害物質も分解してくれるし、良いことずくめ。全部の容器をグリーンウォーターにしたい。


クリアウォーター最高! メダカがよく見えるから鑑賞しやすいし、視認性が高いから体調不良のメダカも発見しやすいし、良いことずくめ。全部の容器をクリアウォーターにしたい。

見事に真逆になりました。昔はグリーンウォーターを全部の容器に入れて青水飼育していました。現在は20リットル以下の小さい容器はグリーンウォーター化しても全換水&容器丸洗いでクリアウォーター維持しています。大きな容器の場合は洗うのも面倒なのでグリーンウォーターになる容器はそのまま青水飼育する予定。今の所は陽射しもあまり強くないので、容器の壁面は苔っていますが、水はクリアウォーター維持しています。針子容器だけは基本的に水換えなしの足し水のみなので必然的に青水飼育になっています。


PSBの今昔


最初にメダカ屋さんで購入PSBがトラウマレベルで臭かったので、その後しばらくはメダカ屋さんのものでは無くアクアメーカーのPSBを使用していました。市販品は匂いは少ないですが、コスパは良くないですね。


自分で培養して使用しています。培基はコスパ重視でエビオス錠を使用して、水槽内に投入する際には濾した物を使用しています。種PSBは別のメダカ屋さんのもので匂いは最初のものより少なく、使いやすいというか最近では良い匂いとさえ思い、投入前に匂いを嗅いだりもしています。慣れって怖いですね。

PSBに関しては入れる事で何か効果があるのか?と聞かれると目に見える物でもないし、入れている箇所入れていない箇所でさほどに違いも感じないので、正直よくわかりません。メダカと会話できたら聞いてみたいくらいですね。まぁ先人様達が良い物として使用されているので真似しているだけなのと、入れても魚は死んだりしていないので、とりあえずグリーンウォーター管理の水槽に使用しています。

効果を実感する事はないのに何で作っているのか? 恐らくPSBを作るのが好きなんだと思います。だんだんと色が濃くなっていく過程が癒しです。ファーストPSBがトラウマでしたけど、今自作しているものは思いのほか匂いもいい感じですし、何というかあの独特の赤さは魅惑的ですね。栄養詰まってますって感じがします。


生き餌の今昔


生き餌はタマミジンコとゾウリムシをずっと継続して培養していました。
ゾウリムシはエビオス錠で培養。生茶も試しましたが、買いに行くのが面倒でやめました。
タマミジンコはグリーンウォーターや生クロレラなんかを餌にして、15〜20ℓの容器2つを使い全滅しない様にメダカより高頻度に3〜4日のペースで水換えもして維持していました。大変だと常々感じていたけど、メダカが飛びつくように食べているので、親としては子供達の喜ぶ様子が見たい一心で続けていました。



ゾウリムシの培基はエビオス→緑茶粉末→きな粉と変わりました。きな粉は緑茶粉末同様匂いが控えめ(臭いです)で更にペーパーフィルターで濾しやすいので重宝しています。
ミジンコは体調を崩していた際に全滅させてしまいました。数年維持していたから喪失感はありました。でも一旦ミジンコの水換えから解放されてしまうと、その楽さに驚きました。当面の間はミジンコに手を出すことはないと思います。今は代わりにブラインシュリンプを使う様になりました。

ブラインシュリンプは栄養価、嗜好性共に抜群です。

良くなっているのか悪くなっているのか定かではありませんが、そんな感じの飼育方法の変遷でした。色々と調べたり、工夫したりして問題を解決する事もメダカ飼育やアクアリウムの醍醐味だと感じています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?