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PSBはじめました。

前回、光合成細菌の事を書く際に調べ物をしていたら、翠水さんと言うアクアリウム商品を開発している会社のウェブサイトに辿り着きました。そこで読んだ光合成細菌に関する記事がきっかけで、PSBに大変興味が湧いてきました。

弊社では光合成細菌は自分で作って使うものとの主張をしています。

そのため、素人でも増やしやすい非硫黄細菌をおすすめすることになってしまいます。

いずれにせよ、光合成細菌が投入された水槽内で生き残り、自身の活動によって水質改善がなされるということには若干の無理があるように考えています。

光合成細菌を投入することの意義は、細菌の培養液や菌体の内部には様々な有用物質が含まれており、それらの成分が既存の浄化バクテリアの活性を高めるということに尽きます。

従って、光合成細菌の善し悪しよりも投入量の方に意味があると考えます。

試験管の中で培養された高価なスーパー光合成細菌よりも、私たち素人がベランダで適当に培養した、ありきたりの光合成細菌を大量に投入する方が効果的だと考えています。

紅色硫黄細菌であろうと、非硫黄細菌であろうと、個々の菌株の優劣や能力を云々するよりも、大量に使えた方が良いのです。

翠水さんのウェブサイトのQ&Aより

素人がベランダで適当に培養した、ありきたりの光合成細菌を大量に投入する方が効果的の一文が、激しく心に刺さりました。適当にあやふやな雑菌混じりの光合成細菌を作って見るのも良いかもしれない。

本来なら培養に向かない様な季節ではありますが、今年の11月は季節感の全くない暑さなのです。思い立ったが吉日。好機逸すべからず。当たって砕けろ。

という事で11月2日からスタート。種菌150mlと水道水と培基のエビオス錠を500mlのペットボトルに詰める。日中は日向に放置。夜間は室内の水槽の上に置いてLEDで光合成を促す。気が向けばボトルシェイク。そんな感じで数日経過。

11月5日の状態が↑の写真。仕込みから4日経過してます。結構良い感じの色合いになっている様な気がします。

種菌として使用したPSBのニオイは初めて購入したものと比べて、刺激も少なく耐えられるレベルでした。それか僕自身がゾウリムシのアンモニア臭やエビのウンチや生クロレラなどの臭いニオイを経験してきた事で耐性ができた可能性もあります。

ちなみにこの記事を書きはじめたのは11月7日でその後に体調を崩して寝込んでいたので、記事を上げた11月23日現在、PSBはすでに完成していると思われますが、まだ使用していません。屋外は越冬前なので余り環境を変えたくないし、ニオイは耐えられるレベルですが、室内で使うと家族から嫌われてしまいます。

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