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過抱卵の話

先日↓の記事で、緑煌りょくおうと言うメダカの産卵について書きましたが、その続きの話になります。

越冬中は他の種類のメダカと混泳状態にしていたので、そのまま産卵して頂くのは、あまりよろしくない為、とりあえずは緑煌りょくおうだけの新居を作り、そちらに引越ししました。

2週間後………

おやおや、お腹でかくないか?
別の角度からも

腹パンパンですね。

この様な場合、腹水が溜まる病気という可能性もありますが、この子の場合は過抱卵かと思われます。
根拠としては、

① つい先日まで普通に産卵していた。
② 餌喰いも悪くない。食欲も旺盛。
③ 元気に泳いでいる。
④ つがいとなるオスのメダカはリアルロングフィンと言うヒレが長い固体なので、普通ヒレの固体と比べて繁殖行動が難いため、産卵したくてもできない可能性がある。しかもそのオスはかなり成長していて、6センチほどのお魚です。

以上の事から産卵できずに卵が詰まっている過抱卵状態であると判断に至りました。

過抱卵は放置していると最悪の場合お腹が破裂して死んでしまうこともあるんだそうです。今までに何匹か過抱卵のメダカに遭遇しましたが、僕の場合は運良くなんとか無事に対処できています。改善方法は大まかに2通り。

❶ ペアとなるオスを変える
ペアになるオスを変えると、すんなり産む場合があります。僕の場合は大抵これで対処できています。ちなみに同じオスメスでも、一度別々にしてから再度ペアリングすると産む場合もあるそうです。

❷ 何かしらの刺激を与えて産卵を促す
水換えで刺激を与えると、産卵が上手くいくケースもありました。産卵促進剤的なものも効果があるかもしれません。僕の場合は水換えしてテトラさんの「メダカ産卵繁殖用水つくり」も併用したりしています。最近ではたまやさんの「パーフェクトビタミン」なんかも使用しています。もっとも水換えだけの刺激で産卵する場合もあるので、絶対にないとダメと言うものではありませんが、確立が上がるかもと言う希望的観測で使用しています。

その他容器を変える、置き場所を変える、日照時間を変える、水温を変える、なども刺激になり、産卵促進につながる事もあります。過抱卵以外でも産んで欲しい個体がなかなか卵を産まない場合などにも環境に何かしらの変化を与えると上手くいったりします。

直接メダカの生殖孔を綿棒なんかで刺激する方法もある様ですが、この方法をした経験はありません。発見が遅くて切迫詰まっている場合は試してみるのもアリかもですが、メダカへ与えるストレスが大きそうな感じもしますし、体表を傷つけてしまうリスクもありそうなので、最終手段と考えています。

と言う事で、とりあえず別の水槽に入れたのが昨日の事。ペアを変えると言うか、室内のマリアージュキッシングワイドフィンが、20匹くらい泳いでいる水槽にぶち込みました。

結果、今朝無事に産卵してました。

めでたしめでたし。

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