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エビが次々に死んでいく話

エビの死が止まらない。3日前の事である。水槽内でエビが1匹死んでいた。エビの寿命はだいたい1年くらいなので、短命な生き物だ。なのでこうやって死んだエビを見つけるのは珍しいことでは無い。1日前にもエビが一匹死んでいた。そして今朝、水槽内で複数匹のエビの死体があったのだ。こんなに一気に死んでいるエビを見るのは初めてで、水槽内で異変が起きているのは間違いない。しかも若いエビも死んでいるので寿命で亡くなった訳でもなさそうだ。急いで水替えしなくてはいけない案件ではあるものの、残念ながら出勤前なので、それは不可能だ。どうかこれ以上の死者が出ません様にと祈りながら出勤した。そして帰宅。死者は増えていた。ざっと見積もって累計で半数は死んだ。稚エビもわんさかいたはずなのにほとんど姿が確認できない。

水槽内では何が起きているのだろうか? 
水温25度、普段と変化なし。生き残っているエビ達も変わった様子は見受けられない。水が合わない時は激しく泳いだり、水槽の上部に集まる等、何かしらの変化はあるはずだが、その様な動きも無い。流木や水草をツマツマしている。そして他の生体のベタやオトシンクルスも変化なし。餌も変わらず食べている。透明な水からは何の情報も得られないが、水質の問題なのは間違い無いだろう。水草の神と言われるマツモの一部の葉が溶けて水槽内で散乱している。

きっかけは先週の木曜日にした外部フィルターのメンテナンスだと思われる。それ以外で水質に変化を及ぼす行動はしていない。ただ外部フィルターのメンテナンス自体はいつもと同じ手順でしている。使い回しのろ材をフィルター内部の飼育水で軽く洗い、交換が必要なリバースグレインソフト6.8やブラックホールは新しいものに替え、器具の掃除をして再度設置。エビの最初の死はその翌日であった。

という事で水替え開始。普段より多めに換水した。どうか連続殺エビ事件が終わります様に。ただ飼育水の水質チェックをせずに捨ててしまったのが痛い。原因の断定が出来なくなった。

今いるチェリーシュリンプの前に、少し水質にうるさいレッドビーシュリンプという種類のエビの飼育をした事がある。その時からずっと水替え時や水合わせ時には点滴法を採用している。点滴法とはその名の通り点滴みたいにポタポタと水を足して行く方法。メリットは水質の変化を緩やかにする事で生体への負担が軽減される事。水面にできる波紋を見ていると癒される事。デメリットは時間がかかる事。

うっかりと水替えの最中に寝てしまい、日を跨いで今に至る。途中で補給しておらずバケツ内に点滴で落とす水が無くなっていたので、まだ水換えは終わっていない。バケツに水を足して再度点滴開始。作業が終わったらフィルター起動させて寝ようと思う丑三つ時。

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