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食養生の基礎知識(症状別対策とケア)

症状に合わせて薬膳、栄養学、生活習慣などを載せていきます。
今の症状と体質タイプを見て、症状の原因を見て調整して症状を緩和していきましょう。

今回は「不眠」です。

【不眠】
眠れなくて、ベットでゴロゴロしている場合は、精神の安定に関係する「心」の「気」「血」や「津液」が不足すると体に栄養がいきわたりにくくなり、精神的に不安定となるため怒ります。また、アルコールの飲みすぎ、食べすぎなど「気」の巡りが悪くなり体に余分なものがこもってしまい、ベットで眠れずにジッとすることができず、すぐに起き上がってしまいます。


《共通セルフケア》

  • 寝る前にPCやスマホを見ない。   

  • 湯船につかったり、音楽や香りでリラックスする。

  • 寝る前は間接照明にする。

  • 消化に時間のかかるものは控える。(夕食が遅い人は特に!)

《気虚タイプ》


「気」が不足することで、「血」をつくり出せず、精神的に不安定になることで、なかなか眠れなくなってしまう。

症状
やる気が出ない、カゼをひきやすい、手足の冷え、食後すぐに眠くなる、胃下垂など

対策
「気」を補う
  ↓
気を補う食材
うるち米、もち米、山芋、さつまいも、じゃがいも、大豆、枝豆、かぼちゃ、アスパラ、さやいんげん、とうもろこし、しいたけ、舞茸、いわし、うなぎ、えび、鮭、さば、まぐろ、牛肉、豚肉、鶏肉、甘酒、ぶどう、もも、なつめなど

⚠控えたい食材⚠
油っぽいもの、甘いもの、生もの、冷たいもの

《水滞タイプ》
体の余分な水分や熱がたまり、イライラして胸が苦しく痰がからんだりして、眠りが浅く夢を見て目が覚めやすくなってしまう。

症状
むくみ、体が重だるい・倦怠感、軟便・下痢しやすい、めまい・吐き気、アレルギーがあるなど

対策
「津液」の巡りをよくする
  ↓
体の余分な水分を取り除く食材
とうもろこし(特にヒゲ)、冬瓜、なす、もやし、レタス、すいか、小豆、大豆、黒豆、緑豆、アスパラガス、きゅうり、あさり、鴨肉、昆布、海藻類、ウーロン茶、プーアル茶、紅茶、ココア、コーヒー、緑茶など

⚠控えたい食材⚠
油っぽいもの、甘いもの、アルコール

《血虚タイプ》
精神を安定させる「血」が不足してしまいしてしまい、不眠となってしまう。

症状
顔色が白っぽい、土気色っぽい、めまい、肌の乾燥、不眠、生理不順など

対策
「血」を補う
  ↓
血を補う食材
黒豆、黒ごま、黒きくらげ、ほうれん草、人参、しめじ、パセリ、レタス、プルーン、ライチ、牡蠣、あさり、イカ、たこ、うなぎ、かつお、鮭、さば、ぶり、まぐろ、ひじき、牛肉、豚肉、レバー、アーモンド、カシューナッツ、なつめなど

⚠控えたい食材⚠
油っぽいもの、甘いもの、生もの、冷たいもの

《気滞タイプ》
「気」の巡りが悪く、イライラして眠れなくなってしまう。眠っても眠りが浅く、夢を見るなど目が覚めやすくなっている。

症状
イライラ、怒り、頭痛・肩こり、ゲップ・ガス・しゃっくりが多い、喉につかえた感じなど

対策
「気」の巡りをよくする
  ↓
気の巡りをよくする食材
玉ねぎ、ピーマン、みつば、エシャロット、グレープフルーツ、ゆず、みかん、ネーブル、鮭、かじきまぐろ、ジャスミン、キンモクセイ、酒、赤・白ワイン、フェンネル、ターメリック、八角、陳皮(みかんの皮)など

⚠控えたい食材⚠
イライラや頭痛のある人は、にんにく、香辛料などの「辛味」の食材やウイスキー、焼酎、花椒、胡椒、唐辛子、シナモンなど


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