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連理の枝 比翼の鳥

先日、彼とお散歩をしていたところ、三井財閥の昔の別邸に出会いました。
とてもお天気が良い日でした。

ふらりとその別邸にお邪魔してみました。
江戸時代から昭和までの時代に増築されていった不思議な作りで、いろんな木材が使われたお屋敷でした。
外観を見ると和のお屋敷でありながら塔のようなものがあり、物語に出てきそうな出立ちです。

お庭がとても広く、素敵な池がありました。
お庭からお屋敷の敷地を出ていくルートになっており、その帰りがけに立派な楢の木があったのです。
2本の楢の木が重なり合って天高く登っていく姿に感動したのですが、その足元に刺さっている立て札に『さながら連理の枝です』と説明が木がされていました。

『連理の枝』
私の好きなmoumoonの曲『EVERGREEN』の歌詞に出てくるなと、その楢の木を見ながら思い出していました。

時を越えて 惹かれ合う
連理の枝 空へ伸びていく
そう、わたしたちも 同じで
土に戻り 星となる
何度だって 巡り会えると
ねえ、約束して
『EVERGREEN』-moumoon

しっかり意味を知らずに聴いてきたなと思い、ネットで調べてきました。
『連理の枝』は連理となった枝。転じて夫婦・男女の仲の睦まじい様ということのようです。
「天にあっては比翼の鳥となり、地にあっては連理の枝とならん」-白居易
まだまだ知らない言葉があるんだなあ。

良い言葉を知れたこと。楢の木を見られたこと。素敵なお屋敷に入れたこと。
アンティークの家具や食器屋さんに入ったり、お散歩しながらアイスティーを飲んだり。
ぽかぽかしている春のお散歩は本当に楽しいですね。

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