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新しい仕事のミスマッチ(2)

職種のミスマッチ

(1)の続きです。

新しい学校でのお仕事の社風が自分に合っていなかったことと並んで、事務という職種が自分に合っていなかったように思います。

スペシャリストかゼネラリストか

それまで編集、翻訳や講師など、いわゆるスペシャリストとして働いていたので、仕事の範囲や締切ははっきりと決まっていました。

一方で学校事務の仕事はチームで回していく必要があり、誰がどこまでやるかはっきり決まっていません。

こういう仕事では、それぞれの得意不得意や、性格、機嫌が悪い時はどんな風になるか(笑)まで把握するのにかなりエネルギーを使います。

人間関係に大きく気を遣わなくて済むフリーランスとは大きな違いです。

コツコツ型か、緩急つけて一気にやるか

以前は編集者だったせいか、普段は力を抜き気味で仕事をし、締切前などここぞというときに力を発揮するのが癖になっていたようです。

直近のフリーランスという働き方でも、これは変わりませんでした。

思えばこの緩急ある働き方は、受験生時代に少しずつついていったように思います。

模試やテストに向けて頑張り、終わったら休憩してまた少しずつ加速していけばよかったのです。

事務という仕事は日々コツコツ積み上げていく必要があり、人のペースに合わせながら働く必要があります。

この働き方には慣れておらず、私にとっては当初かなりストレスでした。

裏方?表舞台?

地味にじわじわ心をむしばんできたのが、事務は人のサポートが基本で、いわゆる裏方の仕事である点でした。

編集では個々の感性や個性がある程度大事だったし、フリーランス講師や翻訳も自分の個性をいかせるからこそ選んだ仕事でした。

ですが事務はそういう人たちを裏から支える仕事です。

外国人講師たちとの会話の中で、私も本当は講師なのに・・・という気持ちがぬぐえませんでした。

冷静になって振り返ると、新しい職場の人にとっては私の前職なんて知ったこっちゃないのに…当時は小さなエゴにとらわれていました。

(私って割と目立ちたがり屋なんだな)

学校事務全体からみると、私の部署は比較的花形にあたります。

この仕事をうまく回せたら、この小さなエゴは満たされるかもしれません^^

一度仕事を離れてお休みしたことで、俯瞰でものごとを捉えることができ、再チャレンジへの意欲が湧いてきています。

次の記事では、私の努力ではどうしようもできなかった不運の連続について、振り返ってみます。


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