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リアルな場所が必要だと思う理由

モノを手に入れる手段として、ほとんどの場合は通販で足りるのだろうし、そのほうが選択肢が幅広い場合だって多い。

ただ、お店などのリアルな場所はモノを手に入れる手段以外の意味もあると私は思っている。

数年前のできごと。

フリーペーパー「月刊 風とロック」の創刊100号記念号がタワーレコードで配布された日、私は仕事が終わったあと急いで渋谷のタワレコへ向かった。配布場所には同い年位の女性が3人並んでいて、私もそこに並んだ。みんな、店員さんを急かすことなく「風とロック、下さい。」と1人ずつちゃんと伝えて、うれしそうに受け取って帰るという光景が本当にうれしくて、今でも忘れられない。同じものを好きな人たちが礼儀正しくやさしい人たちでうれしかった。

そのとき私が感じたものは、かけがえのないものだったと今でも思っている。

もっと日常的な場所でも、やさしい人っているんだと思えたり、いろんな人がいるんだと思えたりする体験はあって、それは大切なことだと思う。

そういう場所が経営的に成り立つのかという問題はあるし、店舗じゃなくてもいいのかもしれないし、立地条件にもよると思うし、まだまだ考えなくてはならないことがたくさんある。

また何か思いついたり、見つけたりしたら、noteに書いてみようと思う。

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