見えている景色
人それぞれ、育ってきた環境も、今暮らしている環境も違うのだから、見えている景色は違うはずだ。それはわかっていても、どのくらい違っていて、どのくらい同じなのかはちゃんとわかっていないのではないかと思う。多くの人との共有できていると思う景色が、実は共有できていないことのほうが多いのではないだろうか。
完全に共有することは不可能なのだから、自分以外の人が見ている景色は自分とは違うのだということを常に意識するしかないのだと思う。
そんなことも知らないのか。
当たり前のことをなぜできないのか。
普通はそうじゃないよ。
そうやって、否定されることはすごく嫌なのに、私自身がそう思ってしまうことも、残念ながらある。本当によくないと思う。
わかったつもりにならないこと。
知らないことを知ろうとすること。
それができる人になりたいし、できている人を尊敬する。
過去の自分には見えていたものをなかったことにしないだけではなく、自分では全く想像もできなかったことにも目を向けていくことが必要なのだと思う。そう思えるようになったのは、自分のことだけを考えてどんどん進んでいく人だけではなく、広く多様なものを知ろうとしている人がいて、そちらの生き方を私も選びたいと感じたから。
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