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東京ライフ

森田恭子さん編集の大好きな音楽誌、ラッキーラクーンが届いた。
46号のテーマは東京。
どんな内容なのだろうと楽しみに待っていた。

封筒から出して、表紙をめくる。
2004年の創刊号から変わらない言葉が書かれている。

ゆっくり好きなものを探そう
ゆっくり好きな人と会おう
ゆっくり好きな自分になろう

何度見ても、大好きな言葉。
バタバタと毎日が過ぎていっていたことに気づかせてくれる。

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KANさんのリリース29周年記念特別寄稿「東京ライフ」がよかった。1989年リリースのこの曲は、中高生の頃、STVラジオでよくかかっていて、何度も聴いた記憶がある。
その歌詞について、具体的な東京の地名を出して書かれている解説を、自分の東京ライフに重ね合わせて読むときがくるとは、高校生の私には想像できなかっただろう。

私が好きな東京ライフの歌詞。

小さなことを ほっておけなくて 大事なこと見失う

そうなりそうなときに、思い出す。
それは、小さなことだよねって自分自身に確認するときに。

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私にとっての東京。
タワマンの最上階に住みたいとは思わないし、高層ビルが立ち並ぶ場所が好きとは言えないけれど、東京が好きか嫌いかと言われたら、この街が好き。
自分で選んで住んでいるという自己満足とまだ知らない何かに出会えるのではないかという淡い期待がある。

「ゆっくり」と「東京ライフ」の両立は欲張りなのだろうか。
私は両立する暮らしをしたいと思っている。

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