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大きな声は伝わるのか

選挙運動で、大きな声で候補者名を叫んでいる光景は私の子供の頃から変わらない。選挙期間中に名前を多く聞いた候補者に投票するという考えの人はどのくらいいるのだろう。そういう人が多いから、この方法が長く用いられているのか。それとも惰性なのか。

私は名前だけを叫んでいることに意味を感じない。その人がどんな仕事をしてきたのか、これからしてくれるのかについて全くわからないからだ。本当は、選挙期間以外でも選挙区の議員や次回立候補予定者がどんな人なのかを知っておく必要があるのだろう。これは、私たち投票する側の問題だ。

自分の仕事(小売業)に置き換えて考えてみる。大きな声は伝わるのか、必要なのか。店舗では。大きい声で「いらっしゃいませ」と言うことやキャンペーンのアピールをすることは良いこと(お客様が求めていること)と言い伝えられてきたが、本当なのか。

大きな声は相手の耳に音としては聞こえるけど、聞こえることと伝わることは別のことなのではないだろうか。大きな声は聞こえているけど、伝わっていないかもしれない。そう考えた上で、どうすれば伝わるのか、届くのか、考えていかなくてはと思う。

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