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スキな気持ちを抑える癖


大体私がスキになった人は、突然何も言わずに姿を消す
喧嘩した訳じゃない
嫌われた訳じゃない
自分でも正直、何故だか分からない

だから、いつも怖い
この人も、きっといつか私に愛想付かせて去っていくのかな
思い出の中から愛情を探せば、至ることろに見つかるのに…

私の何がいけなかったんだろう、とは考えない
きっと「この小悪魔にドはまりして、窒息しそうだから逃げよう」
と思っているはずだから

しかし私の心情は、甘酸っぱく切ない
私はひどく、寂しがり屋で甘えん坊だ
また傷つくのが怖いから、必死で人をスキにならないようにする
感情を押し殺して、スキになってはいけない理由を探す
私何かが愛されない、と気持ちを抑制する
密かに芽生えた胸の内の恋心に、目をつぶって蓋をする

いつも、そう
だって傷つくのは、私だし
アナタもどうせ、去っていくのでしょう?
私のことなんて直ぐに飽きるわよ
いつも強気な私が弱気になる
ピアノのメロディーが、いつも以上に心に刺さる

いや、もうこの思考の癖は卒業しよう
明日死ぬかもしれないし、余計なことは考えずに
後悔しない生き方をしよう

そしてあの人のことを思い出してしまったら、
何故去ってしまったの…という悲観よりも
恋した二人の美しさ、愚かさ、切なさが人間の営みの中で最も素敵な瞬間だったと
楽しかった思い出に浸ろう

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