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女性理学療法士としての起業・キャリアの考え方

独立するなら早い方がいい!?!?

新卒から3年半のペーペー理学療法士が独立??将来も見据えた決断!


大手企業でも終身雇用制度が破壊されつつある中で、
病院という組織の中で、定年までキャリアを積み重ねていこうと考えている人
女性理学療法士としての先行きに不安を抱える人は
年々増えているなという印象があります。

私は、26歳の時に病院のリハビリ科という組織を退職しました。
当時、私の周りには独立という選択をした人はあまりおらず、
3年半の現場経験で病院を退職しようとしている私に
「え?早くないか?大丈夫か?」と周囲の目が向けられたのは
今でも鮮明に覚えています。


でも、当時付き合っていた彼氏(今の旦那さん)と結婚も考えていたので
数年後には、出産や子育ての時期が来る
独身時代みたいに自由に動ける時間は少なくとも今より減り、
思うように動くなら「今だ!!」と当時はなんの迷いもありませんでした。


それに、病院で現場経験を積むのも確かに大事かもしれないけど
場所が違うだけで、目の前の患者さん(お客さん)を精一杯見る!
これに違いはないと思っていましたし、
いずれ病院の外で働くことを考えると、病院外で働くスキルも
早いうちに経験した方がいいという私の考えでした。

ちょうどその頃、ネットニュースで
toyotaが終身雇用制度の廃止を発表して、
やっぱりそんな時代が来るのか!と先行きの不安と同時に
自分の選択肢が間違ってないと励みにもなったニュースだったのですが、
同僚にその話をしてもその話さえ誰も知らなかったという頃でもありました。


それから4年。
ここ数年で女性も男性も、病院を出て独立という道を選ぶ人が
かなり増え、理学療法士が独立する!ということが
珍しいものではなくなったなという印象があります。


特に女性は「フリーランス」「自宅サロン」という
比較的固定費がかからない起業形態で、
「仕事と子育ての両立」を目的に独立する人が増えた印象です。


あなたが思う女性理学療法士としてのキャリアとは?



よく聞く言葉ではありますが、
「キャリア」とは経歴、職務経歴や経験。それが続くことをさします。

そんな私が考える女性理学療法士のキャリアの考え方ですが

いち理学療法士としての前に1人の人間として人生をどう生きたいか

これを考えることが大事になるのではないかなと思っています。


キャリアとつく言葉に下記の4つのような言葉があります。

◉キャリアビジョン

仕事のみならず人生の将来像。なりたい姿。「プライベートも含めた生き方をの設計」

◉キャリアプラン

仕事や職業・人生における目標や進路に関する(キャリアビジョンを達成するための)計画や戦略

◉キャリアパス

自分が所属する企業のなかでどう働き、成長していくかのルート(昇進・昇格)

◉キャリアデザイン

仕事を通じて、自分が将来何をしたいのか、どのような目標を実現したいのかビジョンを明確にし、計画・行動すること

とそれぞれに意味があります。


キャリアビジョンが明確になると、それを実現するためのプランを立てる。

組織の中でキャリアを積んでいくのか、
違うキャリアを新しく作っていくのか、
実際にデザインしていくということになりますね。

「明日から自分がやれること・身につけるべきスキルが分かる」


キャリアビジョンを明確にすることで、
目指す方向性が明確になるので、そのために必要なことが分かり、
今から具体的に何をすると良いのかが見えてきます。

理学療法士としてのこれからのキャリアを考えた時に
よく+@になる資格を取ろう!

ケアマネやヨガ・ピラティスインストラクター・アロマなど
この辺りが女性理学療法士の主流でしょうか?

私もピラティスインストラクターの資格を持っていて
「ピラティスのインストラクターを取ろうか迷っている」
だったり、
「独立を考えているけど何か資格を取ろうか迷っている」と
相談を受けることが多いのですが、

資格を取るだけ取って、活かせなかったり、
選択肢が狭くなったりしている人がたくさんいますが、
皆さんに共通して思うのが、「将来像が描かれていない」ということです。


ゴールやどうなりたいのかが分からないけど、
とりあえずよさそうなセミナーに行ってみた。
それっぽい認定資格を取ってみた。
でも、将来どこに向かって進みたいのかが不透明なので、
セミナーをたくさん受け続けているが
自分自身は人生の迷子になっている人が多いのです。


正直、起業する・フリーランスや自宅サロンなどに関しては
やりたいだけで簡単にできることでもないし、
会社員の考えだけではとてもうまくいかないことばかりです。
自分の人生として考えるなら、病院勤めの方が全然楽だった
ということも全然あり得ると思っています。

まずは、5年後にどうなっていたくて,
自分はどんな人生を歩みたいのか?
どんな仕事をしていたいのか?を考えると
自然と勉強すべきこと、取ったほうがいい資格が見えてくるのではないかなと思っています。




結論!


女性理学療法士としてのキャリアをどう生きるかというより
1人の人間として、人生をどう生きていくかを先に考えたほうが
素敵な人生が歩めるのではないかなと思っています。

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