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気の持ちようって本当に結果にいい影響をもたらすの?を検証しようとして失敗した話

はじめに

MrAriadneです。
突然ですが、皆さんこんなエピソードを聞いたことはありませんか?ある有名な競泳選手がレースの際、レースの終わりをプールへのタッチではなく、タッチした後の時間を見るまでだと考えることで、レースの最後まで全力で泳ぎ続けることができたというエピソードです。私はこれを初めて聞いた時、「そんなことで変わるわけないだろう」と幼心に思いました。しかし最近、ゲームをしていて、終わっていないのに勝ったかなと思った瞬間、気力が萎えてしまい、結果的に負けてしまうことが多くなりました。案外、メンタルはバカにできないものなのかもしれません。

検証

そこで、気の持ちようがどれほどパフォーマンスに影響するのかを確かめるために検証してみました。近所に焼き鳥屋さんがあるので、そこから丸源ラーメンまでの約500mの道のりを歩く速度を2度計測しました。ただし、1度目はゴール地点を丸源ラーメンの先にあるマクドナルドだと自分に言い聞かせ、それぞれのタイムを比べることで、気の持ちようの効果を見ることにしました。1度目の計測では、タイムは4分56秒、2度目の計測では、タイムは5分3秒でした。

ん?

結果を見た時、私は驚きました。あまりにも差がない…しかも2度目の計測では若干信号待ちがあったため、実質的には1度目の方が遅いような気もします。そう、明らかに検証に失敗したのです。試行回数が少なすぎるとはいえ、期待していた成果が全く出なかったのです。

考えられる理由

考えられる理由は3つあります。

1. 自分でタイムを計測してしまっていたこと

今回の検証では、自分でストップウォッチを使ってタイムを計りました。そのため、心のどこかでゴールは丸源ラーメンだと思い込んでしまっていたのではないでしょうか。せっかく設定したマクドナルドというゴールを十分に意識できていなかったのかもしれません。

2. とてもゆとりのある運動だったこと

はじめに、競泳の例を挙げましたが、今回行ったのはせいぜいウォーキングで、体に負荷はほとんどありませんでした。「キツイ、早く終わりたい…」というような活動だからこそ、ゴールがまだ先だと思う効果が表れるのでしょう。しかし、今回の運動はあまりにもゆるやかだったため、効果がなかったのではないでしょうか。

3. まったく同じ条件をそろえることができなかった

道を使って測定したため、すれ違う人や信号など、様々な条件がバラバラでした。そして、それを無視できるほどの回数をこなす気力がありませんでした。

教訓

今回の検証をする前に、もっと理科の教科書を思い出せばよかったです。できるだけ条件を揃え、対照実験になるようにするべきでした。理由の1と2は反省すべき点ではなく、むしろ発見でしたが、3に関してはどうにかできたのではないかと今でも思います。皆さんも何かを検証したい際は、できるだけ比較したいことだけを比べることができるような環境を整えるようにしましょう!


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